2009/7/27 月曜日

祈り

Filed under: 今日の一枚, 写真談義, — kurasan @ 21:31:20

 最近は、花の写真や風景写真にはまっているが、一眼レフデジカメを買った当初は、信濃三十三番札所をめぐって写真を撮っていた。神社、仏閣は好きで、神社も車で走っていて、つい立ち寄りたくなる。神社には、花がつく木が少ない。寺は、住職がいるせいか花があるが、神社は、針葉樹の大木はあっても花を見かけることがあまりない。宗教上の意味を調べたこともないがやはりなにか理由があるのだろう。日本人の自然観にも関係してくるのかなとも思っている。

 信濃町の黒姫に向かう途中のお寺にあじさいが咲いていた。はじめ通り過ぎたが、Uターンして写真を撮った。観音さまの石像があり、アジサイとの組み合わせで撮ったが、いつもどちらにピントを合わせていいか迷う。

かんのん1

 アジサイにピントを合わせると花がテーマの写真になる。

かんのん2

 観音にピントを合わせるとあじさいは、観音さまを引き立てる脇役となる。結局、両方の写真を撮ったりするけど、基本的には花がテーマだと思っている。

じぞう

 同じ日、善光寺に行くことがあり、仲見世の旅館のとなりの地蔵像のわきにノウゼンカズラが咲いていた。これは、明らかに花がテーマであるが、もうすこしお地蔵様が見える位置にあったらと思った。

 「祈り」というテーマでこういう写真を撮るのも面白い。

2009/7/26 日曜日

アジサイ

Filed under: 写真談義, — kurasan @ 18:03:49

 スカっとした夏の天気にならない。土日もどこか場所を決めてゆっくり歩き回る気がなくて、ちょこっと出かけては帰って来てしまう。体力が落ちているのかな。おとといは、献血をやった。会社に来てくれたので、やったら、400cc取られた。昔は、200ccだったのでは。400ccの血が再生産されるまでどのくらいの時間がされるのだろう。

 天気がもう一つで、先週は、雨の中でアジサイを撮った。

あじさい1

 アジサイは、ガクアジサイのほうが写真になる。特にマクロでのぞくと、すばらしい。毎年同じような写真を撮っているのだが、この季節は、つい撮りたくなる。

あじさい2

 アジサイは、色がいろいろあり、そこも面白い。ただ、人の家の垣根越しだったりで、目に付くのだが落ち着いて撮れる場所があまりない。

あじさい3

2009/7/20 月曜日

金沢 その4 観光都市を考える

Filed under: 写真談義, 撮影日記 — kurasan @ 9:16:50

 3連休のはずだが、きのうおとといと天気も悪く、きょうは、会社の夏季研修会なるものがあり、午後から拘束されるのだが、社員は休日扱い。夏の新年会みたいもので、一杯飲ませるのだから、文句を言うなということなのだろう。新年会に続いて、カメラマンを頼まれた。会社では、一眼レフのデジカメを買ってなくて、自分のものを持って行って撮るのだが、ネイチャーフォトしか撮らない私は、ストロボを持っていない。カメラに内臓のストロボでは、近くまでゆかないと光が届かない。新年会のとき、それを実感したが、普段の撮影ではいらないので、買わないで来たら、連休に入る前に、「またカメラマンをお願いします」ときた。ストロボ買うなら、サンパックのものをインターネットで安く買おうと思っているので、もうアウト。キタムラに行ってみたが、めざす機種もなく、また値段も高いので、今回もストロボなしでゆくこととした。そのかわり、三脚を持って行ってみようかなと思っている。

 金沢の写真あらかたアップしたが、金沢を歩きながら、長野と比較してみた。金沢の人口は、45万。長野は35万くらいか。都市としての格の違いをまっさきに感じた。金沢には兼六園が長野には、善光寺という観光の目玉がある。寺と庭園散策なら絶対後者のほうが観光資源として優れている。また、金沢は、武家屋敷跡とか茶屋街などの資源が近くにあり、コンパクトにまとまっている印象で、一泊して、ゆっくり金沢を歩いてくださいという提案ができる。休日のホテルの宿泊者数は、かなりのものなのだろうという印象を持った。

 私は、長野に住んでいるわけで、やはり長野を応援したくなる。写真の撮影範囲を長野市に限定してもいいかなと感じているのもそんな意識が働いている。金沢の観光都市としての機能がどのくらいか知らないで書くのもいけないが、同じ観光都市として考察するのはおもしろいと思う。北陸新幹線がつながると、長野から金沢に出かける人間の数のほうが、金沢から長野にる数より圧倒的に多いだろうと私は、思っている。その違いが金沢と長野の違いなのだろう。

 先日、商工会議所の会頭が長野駅の駅舎を善光寺にふさわしい形にして欲しいとJRに申し入れた記事が出ていた。金沢の駅舎は、独特な形をしている。ただ、長野のように駅前にみやげ物をうる店などなくて、駅の中にみやげもののショッピングセンターができている。私は、駅舎の形などどうでもいいやと思うほうだが、この金沢駅では、カメラを向けたくなった。長野駅の写真は、たぶん撮らないだろう。

金沢駅

 長野市の観光都市としての一番の問題点は、宿泊する人が少ない点だろう。周辺の温泉に宿泊するコースが一般で、戸倉上山田や別所あたりで一泊したあと立ち寄るか立ち寄った後、志賀高原を通って万座あたりで一泊するかである。金沢ではホテルに泊まったのだが、朝食のみで、楽天で予約して、ひとり6000円弱だった。温泉旅館よりホテルのほうが気楽でいいなと感じた。市内観光の他に、高原などで遊んだ後、お泊りは、市内のホテルでというような提案ができないものだろうか。私の泊まったホテルは、ホテルなのに大浴場があり、疲れを癒せる感じがした。

 

  金沢

   この写真は、金沢の武家屋敷跡の近くで見つけたモニュメントを撮影したものだが、水路との組み合わせが印象的でカメラを向けた。長野市には、やたらとモニュメントがあるが、まわりの風景と調和しているものがない。その分醜悪に感じてしまうのは、私だけだろうか。金沢も長野も「都市」である。都市が人を癒せるのかという疑問が常につきまとうが、人工の美というものを、歴史的な観光資源の他に用意して、観光都市として、歩き回って楽しい都市が生まれるのではないだろうか。

2009/7/18 土曜日

金沢 その3 兼六園

Filed under: 写真談義, 撮影日記 — kurasan @ 18:15:01

金沢といえば、兼六園である。日本三名園のひとつで、倉敷の後楽園は訪れたことがある。もう一つどこだっけ?兼六とは、宏大、幽すい、人力、蒼古、水泉、眺望の6つを兼ね備えているというので、兼六だそうだ。しかし、庭園は庭園で基本的には、自然のコピーみたいものだから、ネイチャーフォト志向の私には、なんともものたりなかった。秋か冬がいいのだろう。今の時期は、花もあまり咲いていなくて、シャッターチャンスを探すのに困った。私は、花の写真が好きなんだなあと、今回の旅行で認識を新たにした。アジサイが咲いているのを期待していたのだが、1本もなかった。

兼六園

 これは、兼六園で一番有名な池なのだろうけど、結局、池の渕に咲いていた花が主題になってしまった。もうすこし、たくさん花がついていてくれたらよかったのだが。

兼六園の滝

 当日は、パラパラと雨が降る天候で、傘を持つか三脚を持つかの選択になり、傘を選択した。後から考えると上下のカッパがあったので、カッパにして、三脚を持って歩けばよかった。でも、たぶん、カッパを着て歩いたら他にも観光客がたくさんいたので、妻には、「10メートル離れて来てよ」と言われていたことだろう。滝をスローシャッターで撮りたかったところだが、庭の中の滝なので、むきになってもしょうがない。

 今回訪れていちばんきれいだなと感じたのは、苔の美しさだった。苔が一面にあって、木も古くて苔がついていて古色の感じで美しかった。苔をテーマに何枚か写したが、「兼六園の写真」といって人に見せるわけにはゆかない。しかし、私には、苔の美しい庭園と記憶された。

兼六園 苔

 兼六園を歴史的にとらえたり、日本三名園ととらえるとなんだつまらなかったということになりかねない。むしろ、有料の公園と考えたらどうだろう。すばらしい公園だと思う。そう考えて見ると生えている木の一本一本にもカメラを向けたくなる。私は、公園で生えている花や木を撮るのが好きなのである。

兼六園

 

2009/7/17 金曜日

金沢 その2

Filed under: 写真談義 — kurasan @ 20:36:16

 私は、今回金沢に行く前は、新潟県から先に行ったことがなかったのである。富山を横切って、石川県までやっと達したわけだ。福井県に足を踏み入れるのはいつになることだろう。いつか福井を通って京に上りたいものだなどと戦国武将みたい夢を見ている。

金沢 武家屋敷街

武家屋敷街といっても、ある意味住宅地である。昔からの土壁が続いて、歴史を感じさせるが、それほど印象に残る町並みでもない。金沢市の観光戦略なのだろう。シヤッターチャンスを探してみたが、私は、元来ネイチャーフォト指向なのか植物を入れた写真ばかりだった。

武家屋敷街2

 いろいろな色のアジサイだけの写真も撮ったが、わざわざ金沢まで行ってアジサイの写真でもないだろうとここでは、アップしないでおこう。次の写真は、武家屋敷街の近くでみかけた壁いちめんにツタが生えていて家の壁の写真で、いろいろな角度から撮ってみたかった。私は、こういう植物写真が好きなんだなぁと思う。

t_IMG_5072.jpg

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