コブシ
梅、アンズ、桜と来ると次は桃と行きたいところですが、信州で春の樹木の花というとコブシを忘れてはいけません。
白樺、青空、南風 コブシ咲くあの丘 北国の春
と歌われたコブシは、大好きな花です。でも、桜みたいに花の一つをアップしても華やかさがないので、街路樹の花を撮ってもしかたがない。やはり、バックと一体の写真て゜しょう。
というわけで、きのうは、妻を誘って、大町、白馬方面にドライブに出かけました。カメラマンの朝は、早いのだと5時に起こして出かけましたが、最初に着いた居谷里湿原は、水溜りに氷が張ってまして、防寒具を持って来なかった妻は、寒いと言って私が撮影をしている間にどんどん先に行ってしまいました。どうやら、これで、撮影のお供は懲りたみたいです。寒い湿原を訪れるのは、私みたいな馬鹿だけかと思っていましたが、案の定、富山から来たという三脚をかついだ老夫婦に会いまして、カメラを趣味としている奇妙な人間がいかに多いかということを見せ付けることができました。朝霧の立つ湿原に鳥の声を聞きながら歩くぜいたくというものをあまり理解してくれないようです。
その後、ご機嫌を撮ろうと、鷹狩山に上がりまして、素晴らしい天気のもと、大町市の向こうに広がるアルプスの展望を見せてやりました。白馬三山から、中央アルプス、南アルプスまで見渡せて、すばらしいロケーションでした。
その後、白馬に出て、少し回って帰って着ましたが、一人で撮り歩いたほうがいいのかなと少し欲求不満になりました。妻と歩くときは、山歩きに徹するほうがいいのかと考えています。
ヤフオクで競り落としたカメラザックを背負っていきましたが、大して歩かないのに結構疲れました。日ごろの運動不足がたたっています。通しで、2時間歩いたらバテバテになりそうです。もっとも、ザックを背負ったまま、かがんで撮影して立ち上がってという動作をけっこう繰り返すものですから、その辺も疲れた原因かもしれません。
さて、雪が残る山をバックにコブシを撮ろうというのがひとつの目的でしたが、有名な2本のコブシにいくのはあきらめて、道路沿いのコブシで妥協して来ました。五竜岳をバックにしたものと白馬鑓をバックにしたものと撮ってみました。
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