大阪
須磨、神戸の次は大阪。でも、大阪ではあまり写真を撮らなかった。「風景写真」という雑誌に載るのは、ネイチャーフォトがほとんどで、都会の写真などほとんど載らない。この雑誌などでは、自然を美しく撮ることが「風景写真」のようだ。
大阪のホテルの近くに淀川の河川敷公園があり、朝食後のちょっとした時間に行ってみた。
芝生や樹木のバックに都会が広がっているこういう光景は、都会ならではのもので、田舎から行った私としては、りっぱな「風景写真」だと思った。ただ、この写真を大きく伸ばして壁に貼ると妻からクレームが出るだろうなとも思う。そう考えると、風景写真は、美しくなければいけないようだ。昔、私は、ゴヤの黒い絵の絵葉書を壁に貼っていたがあまり気持ちのいいものでなかった。壁に貼るということでは、やはり見て気持ちがいいものということになりそうだ。
この写真のブルーシートは、ホームレスの家である。普通、ネイチャーフォトを撮るときは、人工的なものを極力排除するのだが、むしろ入れて撮りたかった。風景写真を撮るのでなくて、「大阪」を撮りたいと思った。今後も風景写真を撮っていくとき、ひとつのテーマに沿って撮っていくような姿勢がいいのではないかと思った。
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