白馬 四十九院コブシ
連休の後半がはじまりました。娘が1ヶ月ぶりに帰ってきたり、連休の予定が立たなかったのですが、時間があれば写真を撮りに出かけてしまおうと決心していまして、朝起きるとすぐ出かけました。先日も白馬を妻と訪れたのですが、結局、行きたいところへいけなかったもので、今回はそのいけなかったところに行ってきました。
前回、コブシの写真をアップしましたが、白馬では、四十九院のコブシというのが有名な撮影スポットで、田んぼに水が入ったちょうどいい時に行きました。わざと、水を引いているのかもしれません。2本の形のいいコブシの木で、それが田んぼに映るという写真が定番のようで、例によって、ワンサとカメラマンが押しかけていました。年配のカメラマンとカメラウーマンが大きなカメラザックを背負って、トレッキングシューズをはいている様子は、なにか不気味なものがあります。
この近くに桜やコブシが見えますし、五竜岳や白馬三山も綺麗に見えて、コブシだけが被写体ではないだろうと思うのですが、どうしてみんなああして、一箇所から撮りたがるのでしょう。たぶん、プロがその角度から写した写真を発表し、同じものを写したいということでしょうか。
私は、人ごみが嫌いなので、コブシは適当に撮って、近くのマレットゴルフ場でニリンソウやスミレをはじめいろいろ撮りました。コブシのところから歩いて5分くらいのところなのに、誰も来なくて、気持ちのいい場所です。コブシが散ったらここへ来てゆっくりしたいと思いました。遠くから、撮影ポイントを求めてやって来た人は、自然を堪能することなく、プロが撮った後を追うようにせわしなく写真を撮り歩いて帰ってゆくのでしょう。
長野県に住んでいると、自然がほんとうに身近に感じられ、しあわせだなぁと思います。今回も白馬に行っても、カタクリと水芭蕉、リュウキンカは、他で撮ったからもう撮らなくていいかなと、はじめから撮影対象に入れないで行きました。これがはるばる来たら、あっちもこっちもとそれはあわただしい一日だったわけです。
この後、親海湿原を歩いてきましたが、お目当てのミツガシワは、咲いていなくて、人が少なくて、ここでものんびり自然を満喫して来ました。
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