2007/5/9 水曜日

キバナカタクリ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 20:17:01

 白馬のあちこちを歩いて、最後に白馬山麓植物園に寄ったのですが、あちこちでカタクリの花を見たあとだったので、黄色いカタクリを見て、ビックリしました。こんなカタクリあったの?という感じでした。

 もちろん、園芸種。カタクリとは葉っぱが違いますが、カタクリの愛らしさを持っているので、増えてもいいのではと思います。ユリ科なので、球根で増やすのでしょう。でも、一面のキバナカタクリなんていう光景もいいのではないでしょうか。

 園芸種を一面に咲かせるというのが、これからひとつの観光資源になると思います。サクラソウとかアイリスとかたくさん咲いているところが有名になって、観光客が押しかける。長野市でそういうところというと、地附山の地すべり跡地の公園とか市民球場の跡地とか思い浮かべるのですが、いずれも、たいした特徴もない公園でつまらない。地すべり跡地公園にムスカリが一面に咲いて、遠くから真っ青に見えるなんというのもいいのではないでしょうか。

 キバナカタクリ

2007/5/7 月曜日

ムスカリ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 21:33:05

 きのう、外来種という呼び方をしてしまったが、園芸種と呼ぶべきなのだろう。それに対して、野生種と呼ぶのだろうか。

 さて、園芸種のものが、野生化してどんどん増えてゆくものもある。セイタカアワダチソウとかセイヨウタンポポとかは、園芸用に来たわけでないだろうから、外来種と呼んでもいいだろうが、とにかく、従来からの生態系が変わってしまうことにはかわりがない。動物は、顕著で、ブラックバスの問題とか沖縄のマングースの問題とか大きく取り上げられている。

 今日は、ムスカリ。ムスカリとは、ムスカリ属の総称で、よくみかける写真の青いのは、アルメニアクムというそうだ。今年は、車で走っていて、非常に目に付く。ほとんど家の玄関とかで、野生化したものはあまりみかけないが、そのかわり田舎の農家の庭にもきれいに咲いていて、どこに行っても見ることができる。こんなにきれいなのだから、増えてもいいと思うのだけど。

 「自然が破壊される」とか「地球が死ぬ」とか言うけど、どんな状態になったとしても、その状態が「自然」だと思うことがある。「地球が死ぬ」なんてことはなくて、人類を始めとして、多くの種が滅びるだけで、うまくゆけば、別の生命が繁殖するだけなのだと思う。いったい、好戦的な人類という種がずっと繁栄することに何か価値があるのだろうか。

 と、園芸種のことから、思わぬ方向に思索が行ってしまった。生態系を維持することがそれほど重要なことなのだろうかという疑問と、今の山河をそのままで残したい、毎年同じ花が咲いて欲しいものだと思うのといろいろな思いが交錯する。

 ムスカリの写真を印刷してみて、覚えている印象は青が強かったが、紫に近い色で印刷された。もう少し、青く印刷されるように青を強調してしまったが、ちょっと青すぎる気もする。色というのは、むずかしいものだ。

ムスカリ  白馬山麓植物園 2007/5/3

2007/5/6 日曜日

ツルニチニチソウ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 20:56:37

 連休最後の日。娘を学校の寮まで送って行って一日が終わりました。雨の一日でしたから、どうせ一日ゴロゴロして終わったでしょうから、もったいないという気持ちもないのですが、連休と言ってもなんだか短かった感じです。

 これで、明日から、また、いつもの生活が始まるのですね。

 花を中心に写真を撮っているので、いろいろな花の写真をアップして、ちょこっとコメントを付けるというスタイルでなにも書くことがないときは、ゆこうかと思います。

 今日は、ツルニチニチソウ。この時期、結構見かけます。野草のガイドブックには載っていなくて、外来種のようですが、少しずつ、庭から道へと広がりつつある気がします。花はそれなりに大きいのですが、ちょっと地味な感じです。外来種が広がることはあまり望ましいことではないのかも知れません。動物で、いろいろ問題視されていますが、植物も同じことなのでしょう。花が美しければいいということでもないので考えさせられます。写真を撮る上では、花は花なので、被写体としては外来種と野草とは区別することはないのですが、名前を調べるのが野草辞典にはないのでたいへんです。

ツルニチニチソウ 2007/5/5

2007/5/5 土曜日

丹霞郷

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 19:52:27

 どうも、ブログを一日遅れで書いています。おととい、白馬を歩いてちょっと疲れ気味だったのですが、天気がいいので、6時に家をでました。近くを歩いて、2,3時間で帰ってきて、あとは、年寄りのところへ行ってなどと一日の計画を立てました。午後、どこへも行く気になれなかっただけ、疲れているのかもしれません。

 丹霞郷へ行ってみました。ちょうど桃が満開だということで、行ったのですが天気もよく、北信五岳がきれいでした。飯綱と黒姫の間に高妻、乙妻が見えるんですね。ここ数日気温が高く、もう少し空気が澄んでくれたら最高でしたが。

 例によって、カメラマンの群れ。桃畑と北信五岳を一気に撮ろうというのでしょうか。みんな同じところから撮影をしていました。私は、それは始めからあきらめて一つの山をバックに撮ることとしました。やはり、妙高がいいなと思いました。雪が残っているのがいいのかも知れません。

 撮っていたら、同じところから撮るのに飽きてしまい、歩き回って桃畑そのものを撮りました。写真を撮るの楽しいのですが、いろいろ被写体を探して歩き回るのが好きです。

妙高山と桃 飯綱町丹霞郷   2007/5/4

2007/5/4 金曜日

白馬 四十九院コブシ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 20:41:48

 連休の後半がはじまりました。娘が1ヶ月ぶりに帰ってきたり、連休の予定が立たなかったのですが、時間があれば写真を撮りに出かけてしまおうと決心していまして、朝起きるとすぐ出かけました。先日も白馬を妻と訪れたのですが、結局、行きたいところへいけなかったもので、今回はそのいけなかったところに行ってきました。

 前回、コブシの写真をアップしましたが、白馬では、四十九院のコブシというのが有名な撮影スポットで、田んぼに水が入ったちょうどいい時に行きました。わざと、水を引いているのかもしれません。2本の形のいいコブシの木で、それが田んぼに映るという写真が定番のようで、例によって、ワンサとカメラマンが押しかけていました。年配のカメラマンとカメラウーマンが大きなカメラザックを背負って、トレッキングシューズをはいている様子は、なにか不気味なものがあります。

 この近くに桜やコブシが見えますし、五竜岳や白馬三山も綺麗に見えて、コブシだけが被写体ではないだろうと思うのですが、どうしてみんなああして、一箇所から撮りたがるのでしょう。たぶん、プロがその角度から写した写真を発表し、同じものを写したいということでしょうか。

 私は、人ごみが嫌いなので、コブシは適当に撮って、近くのマレットゴルフ場でニリンソウやスミレをはじめいろいろ撮りました。コブシのところから歩いて5分くらいのところなのに、誰も来なくて、気持ちのいい場所です。コブシが散ったらここへ来てゆっくりしたいと思いました。遠くから、撮影ポイントを求めてやって来た人は、自然を堪能することなく、プロが撮った後を追うようにせわしなく写真を撮り歩いて帰ってゆくのでしょう。

 長野県に住んでいると、自然がほんとうに身近に感じられ、しあわせだなぁと思います。今回も白馬に行っても、カタクリと水芭蕉、リュウキンカは、他で撮ったからもう撮らなくていいかなと、はじめから撮影対象に入れないで行きました。これがはるばる来たら、あっちもこっちもとそれはあわただしい一日だったわけです。

 この後、親海湿原を歩いてきましたが、お目当てのミツガシワは、咲いていなくて、人が少なくて、ここでものんびり自然を満喫して来ました。

白馬四十九院のコブシ  2007/5/3

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