2006/10/1 日曜日

風景写真論 (10)

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 19:51:17

 私の会社は、第1と第5土曜日が出勤日で、昨日と来週が出勤日。きょうは、図書館に行ったり、妻と買い物とか自分の時間がとれなかったので、かなり欲求不満がたまっています。もう山は、紅葉が始まっているだろうなと気が気でなかったりして。来週の日曜日は、栂池自然園に行きたいところです。雨だと中止でしょうが。

 デジカメのいいところは、RAWで撮ると、後で露出やホワイトバランスを調整できるところにある。デジタル画像は、レタッチという必殺技があり、あとでかなりいろいろなことができる。しかし、レタッチは、風景写真としてタブーなのかどうか。白黒写真の焼付けでも覆い焼きというテクニックがある。写真で撮ったそのままではない写真になる。レタッチで他の画像と合成するのは、それとはまったく違う意味を持つのかもしれない。多重露出とも違う。やはり、デザインの世界か絵画の世界のような気もする。しかし、これからの風景写真の世界にはありうる気がする。

 風景写真自身が、ある意味、非現実なものになりつつある。人工的なものを極力排したところに現在の風景写真がある。電柱や電線が入ってしまえば価値がほとんどなくなってしまう。でも、今の日本、なかなかそんなところがない。風景写真として、都市を積極的にとる場合を別にすると、自然写真には人工物を入れてはいけないようだ。この姿勢自身も議論を呼ぶ部分だが、デジタルなら、いらない人口物を消去した画像にすることができる。こういう写真もこれから出てくるのではないだろうか。

 ただ、私は、面倒ぐさがりだから、あまりやらないだろうが。

 ヨウシュヤマゴボウ 千曲市

次のページ »

HTML convert time: 0.239 sec. Powered by WordPress ME