カメラマンのマナー
きのうは、八坂の唐花見高原をスタートに、大峰高原、鷹狩山、霊山寺、黒沢高原といったドライブをしてきました。空気のすみ具合がもう一つで、紅葉のアップ写真ばかりになってしまいました。たまに出かけるのでは、プロの写真みたいにはなかなか撮れないものです。
今日の一枚は、池田町大峰高原の大カエデで、有名になってしまって、カメラマンおおぜい押しかけているのだろうなと思っていったら、案の定、一本のカエデの木を360度カメラマンが取り巻いて、写真を撮っていました。枝の下には入らないようクイが打ってあるのですが、そこまでは入れるので、観光客を中心に近よる人が後を立たないものですし、引いた画角で撮ると向こう側で撮っているカメラマンが写ってしまうというシチュエーションでして、10枚くらい適当に撮って、その場を後にしました。
これで思い出されたのが、中橋富士夫という人が書いていた話しで、志賀高原の一沼(どこにあるのか知らない)で対岸の赤く色づいた紅葉をポイントにカメラを構えていたら、あとから来たカメラマン集団がその紅葉に近づいて写真を撮り始めたので、どうしようもなかった。アップ写真なら、近所の公園だって撮れるじゃないかと怒って書いていた記事です。「撮影ポイントの風景をとらえるのが風景写真ではないのか」というのは、アップ写真ばかり撮っている私にも耳が痛い。でも、カメラマンならそんなこと言えるけど、一般の観光客がそうしても文句言えないものね。きのうの大カエデなんかは、そんな状況。ねばり強いカメラマンは、観光客がいなくなるのを待っている様子でした。
ただ、私から見ると、カメラマンだから許されるというようなおごりがカメラマンにあるのではないでしょうが。先日行った奥裾花自然園に登る途中の二車線しかない道路にワゴンが止まっていて邪魔だなと思っていたら、その近くの道路沿いに、カメラマンの隊列が川にカメラを向けていました。きのうも、大峰高原の道を走っていて、じゃまなところに車が止めてあるので、カメラマンではと思って通り過ぎると、いました、三脚を開いているところでした。私は、その近くの駐車場まで走ってとめたのですが、50メートルくらいしか距離がなかったので、なんでここに車を置いて歩いていかないのだろうと思いました。きのこ狩りなどのくるまは、長時間の駐車になるからでしょう迷惑にならないところに止めてあるようです。
カメラマンに限らず日本人には、そういう自分勝手なところがある気がします。自戒をこめて。
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すごーい。 圧倒的な存在感が迫ってきます。
コメント by ezm — 2006/11/6 月曜日 @ 19:58:06