2007/5/17 木曜日

花は盛りに

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 20:23:21

花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。

枕草子の一節である。高校時代の古文の成績は、あまりよくなかったが、この一節は、不思議と頭に残っていて、花の写真を撮っているときふとつぶやいていたりする。

 最近は、花をクローズアップして撮るのでは、なんとなく物足りない感じがしている。もっとも、自分の植物図鑑を作ろうかと名前の知らない花に出会うとアップで写真を撮ってきて、名前を調べている。

 そんな意識から撮った写真も少しアップしてみたい。

散る(1)  長野市地附山公園入り口  2007/5/8

2007/5/16 水曜日

牡丹の里

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 19:57:06

 観光に花をという話を前回しましたが、きょうは、ボタンです。先日の日曜日に撮りに行って、きのうアップしようとしたのですが、NTT東日本のトラブルでインターネットに接続できませんでした。

 長野市保科に清水寺(せいすいじ)というお寺があります。信濃三十三番札所の一つで、保科観音と呼ばれている観音堂が山の上にあります。ここは、北野建設一族の菩提寺のようで、この観音堂などは、北野建設が再建したようです。

 ボタンが有名で、その関係なのでしょう保科あちこちに「ボタンの里」の看板が見かけます。たぶん地域上げて「ボタンの里」をめざしているのでしょうあちこちの庭先にボタンが植えてあります。残念ながら、清水寺のボタン園はもうひとつで、もっと圧倒的に咲いているかと思ったのですが。

 写真は、清水寺に行く途中にゲートボール場に隣接した広場にボタンがたくさん植えられていて、観光客も車を止めていました。地元の老人会の方が手入れをしているのでしょうか。

ボタン 長野市保科

2007/5/9 水曜日

キバナカタクリ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 20:17:01

 白馬のあちこちを歩いて、最後に白馬山麓植物園に寄ったのですが、あちこちでカタクリの花を見たあとだったので、黄色いカタクリを見て、ビックリしました。こんなカタクリあったの?という感じでした。

 もちろん、園芸種。カタクリとは葉っぱが違いますが、カタクリの愛らしさを持っているので、増えてもいいのではと思います。ユリ科なので、球根で増やすのでしょう。でも、一面のキバナカタクリなんていう光景もいいのではないでしょうか。

 園芸種を一面に咲かせるというのが、これからひとつの観光資源になると思います。サクラソウとかアイリスとかたくさん咲いているところが有名になって、観光客が押しかける。長野市でそういうところというと、地附山の地すべり跡地の公園とか市民球場の跡地とか思い浮かべるのですが、いずれも、たいした特徴もない公園でつまらない。地すべり跡地公園にムスカリが一面に咲いて、遠くから真っ青に見えるなんというのもいいのではないでしょうか。

 キバナカタクリ

2007/5/7 月曜日

ムスカリ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 21:33:05

 きのう、外来種という呼び方をしてしまったが、園芸種と呼ぶべきなのだろう。それに対して、野生種と呼ぶのだろうか。

 さて、園芸種のものが、野生化してどんどん増えてゆくものもある。セイタカアワダチソウとかセイヨウタンポポとかは、園芸用に来たわけでないだろうから、外来種と呼んでもいいだろうが、とにかく、従来からの生態系が変わってしまうことにはかわりがない。動物は、顕著で、ブラックバスの問題とか沖縄のマングースの問題とか大きく取り上げられている。

 今日は、ムスカリ。ムスカリとは、ムスカリ属の総称で、よくみかける写真の青いのは、アルメニアクムというそうだ。今年は、車で走っていて、非常に目に付く。ほとんど家の玄関とかで、野生化したものはあまりみかけないが、そのかわり田舎の農家の庭にもきれいに咲いていて、どこに行っても見ることができる。こんなにきれいなのだから、増えてもいいと思うのだけど。

 「自然が破壊される」とか「地球が死ぬ」とか言うけど、どんな状態になったとしても、その状態が「自然」だと思うことがある。「地球が死ぬ」なんてことはなくて、人類を始めとして、多くの種が滅びるだけで、うまくゆけば、別の生命が繁殖するだけなのだと思う。いったい、好戦的な人類という種がずっと繁栄することに何か価値があるのだろうか。

 と、園芸種のことから、思わぬ方向に思索が行ってしまった。生態系を維持することがそれほど重要なことなのだろうかという疑問と、今の山河をそのままで残したい、毎年同じ花が咲いて欲しいものだと思うのといろいろな思いが交錯する。

 ムスカリの写真を印刷してみて、覚えている印象は青が強かったが、紫に近い色で印刷された。もう少し、青く印刷されるように青を強調してしまったが、ちょっと青すぎる気もする。色というのは、むずかしいものだ。

ムスカリ  白馬山麓植物園 2007/5/3

2007/5/6 日曜日

ツルニチニチソウ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 20:56:37

 連休最後の日。娘を学校の寮まで送って行って一日が終わりました。雨の一日でしたから、どうせ一日ゴロゴロして終わったでしょうから、もったいないという気持ちもないのですが、連休と言ってもなんだか短かった感じです。

 これで、明日から、また、いつもの生活が始まるのですね。

 花を中心に写真を撮っているので、いろいろな花の写真をアップして、ちょこっとコメントを付けるというスタイルでなにも書くことがないときは、ゆこうかと思います。

 今日は、ツルニチニチソウ。この時期、結構見かけます。野草のガイドブックには載っていなくて、外来種のようですが、少しずつ、庭から道へと広がりつつある気がします。花はそれなりに大きいのですが、ちょっと地味な感じです。外来種が広がることはあまり望ましいことではないのかも知れません。動物で、いろいろ問題視されていますが、植物も同じことなのでしょう。花が美しければいいということでもないので考えさせられます。写真を撮る上では、花は花なので、被写体としては外来種と野草とは区別することはないのですが、名前を調べるのが野草辞典にはないのでたいへんです。

ツルニチニチソウ 2007/5/5

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