「ダビンチ・コード」
先日、ブックオフに行って『ダビンチコード』の上巻が105円で出ていたので、一度読んでみようと思っていたこともあり、買ってしまった。小説を読み始めるとやめられなくなるのだが、案の定、上巻を読んだら下巻が読みたくてしかたなくなって、きのう、ブックオフに行って950円で買ってきた。そしてきのうから一気に読んでしまった。サッカーの日韓戦などを見ていたあと読みきってしまったので就寝は午前2時。朝型の私として生活ペースがくずれてしまった。選挙には行ってきたけど、その後、カメラを持って出かけようかと思いつつ、結局行かないで今になってしまった。
さて、『ダビンチ・コード』であるが、イエスに奥さんがいて、その子供もいたという事実が「聖杯」として隠されていて、それを探し当てる謎解き物語というところだろうか。カトリック教徒にとっては、それほど衝撃的な話なのかなと思いつつ最後には「聖杯」がみつかるのかなと思っていたら、あいまいな形で終わってしまった。聖杯という物ではなく、イエスの奥さんのマグダラのマリアの存在を認めることがこの小説の主眼なのだろう。その話は、ずいぶん前から出ているのだが、「聖杯」探しでずいぶん読者として引きづられて来たという感じである。
イエスを私は、「神の子」と思ったことはなく、この小説にあるようにカトリックが性が不順なものであり、女性を男性より劣るものだととらえているとしたら、その指摘がいちばん衝撃だった。私にあるキリスト教に対する嫌悪感はそのあたりに由来しているのだろう。
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