オドリコソウ
踊子草 魔女狩りのごと 抜かれけり
ずいぶん前に作った句だが、自分ではおもしろいかなと記憶に留まっている。この句のオドリコソウは、ヒメオドリコソウで、小さな赤紫の花をつけ群がって咲いている。農家に嫌われる雑草の代表格見たいものかもしれない。このころは、オドリコソウといえばこのヒメオドリコソウしか知らなかった。
今年になって、写真を撮ってきてオドリコソウとは、ぜんぜん別のものであるのを知った。白い花で、2,30 センチの丈がある。花が編み笠をかぶって車座になって踊っている踊り子に似ているというので、この名があるようだ。名前を知ってしまうとあちこちに生えているのが目につくから不思議である。自然に親しむには、まず、名前を覚えることだとつくづく思う。
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