2007/2/4 日曜日

俳句論 1

Filed under: 詩と写真のサロン — kurasan @ 20:01:15

 前回は、携帯電話のカメラで撮る風景写真ということで、連載形式で書いたのですが、毎回テーマを変えてかくよりずいぶん楽だった。テーマが決まっていると次にこんなことを書こうと予定ができるためだろう。ブログというのは、ログであるから、日誌的にかくべきなのだろうが、サラリーマンというのは、決まった時間に家を出て、会社で仕事をして家に帰って寝る。会社が近い私でも、一日のうちの12時間を会社のために費やしている。それが、サラリーマンなのだろう。といって、会社の仕事のことを書く気にはなれない。日常生活に埋没して生きる中で、会社と私生活をきっぱり分けたいと思う。私生活も会社生活と同じようにほとんど変化がない。サラリーマンの日誌とはたいくつなものだ。

 さて、何をテーマについて書こうかと思ったところ最近読んだ2冊の本から、俳句について書いてみたいと思った。私は、ほとんど俳句を作らない。今回の本もそうだがそれなりに俳句作法の本を読んでいるのだが、ほとんど作れない。若い頃書いていた詩がいまはほとんどできないのと同じなのだろう。このブログの始めのころは、写真を掲げてそれに賛を付けるようにポエムを作れればと思って始めたのだが、結局だめだった。日常生活という変化のなさが詩を生み出さないのではないか。感情の起伏を日常生活のたいくつの中に封じ込めてこそ、サラリーマンの生き方になるのだろう。詩が生まれないのはそこにあるのかも知れない。

 俳句に興味が湧いたのは、「写生」という言葉からだった。だが・・。

見上げて  長野市坂中峠  2006/2/4

 

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