まんさく
光回線の契約をNTTからKDDIに変えることとした。明日工事に来るというので、半日休むこととした。ちょっとこころの余裕ができた。
先日、戸倉のセツブンソウの群生地への道すがら、まんさくの木が2本植えられていて、花が咲いていた。まだ、小さな木で花もまばらだったが、どこかでお目にかからないものかと思っていたまんさくだったので、うれしかった。
丸山薫の詩にまんさくの花を題材にした詩があり、若い頃読んで、ずっとこころに止まっていた。丸山薫が疎開だろうか東北で教鞭をとっていたときの詩で、詩集を引っ張り出して見たら、「白い自由画」というタイトルだった。後半の部分を引用しておこう。
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私はその一枚の空を
淡いコバルト色に彩ってやる
そして 誤って
まだ濡れている枝間に
ぽとり!と黄色を滲ませる
私はすぐに後悔するが
子供たちは却ってよろこぶのだ
「ああ まんさくの花が咲いた」と
子供達はよろこぶのだ
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