雪の林
「根開き」という言葉がある。春になって、雪が木の根元から溶け始めて、木の根元にポッカリと円い雪の穴があく現象をいうようだ。誰だったか写真家の名前が出てこないが新潟県の松之山というところの写真を集中的に撮った写真を見たことがある。その中にブナ林の根開きの写真があったから、たぶんそのあたりから被写体として認められたのではないかと憶測している。写真雑誌の投稿に時々見かける。木の持つ生命力を表現しているのだろうけど、木が自分の力で雪を溶かすのではなくて、木の黒さが太陽熱を集めることによるのだろう。春の雪はそれなりに汚れていて、あまり撮りたいとは思わないのだけど。
先日、戸隠で、似たような光景に出会った。これも同じことだろうが、これから冬本番というわけで、「根開き」とは呼ばないのだと思う。木の影が面白かったので、写真を撮ってきた。この写真戸隠牧場の入り口で撮ったもので、インターネットで買ったカンジキをつけていったけど、どうもうまく固定できず途中でぬげてしまって困った。戸隠牧場周辺は、スノーシューを履いて歩き回る人がけっこういて、スノーシューが欲しくなって、インターネットで安いのを衝動買いしてしまった。
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