2007/4/23 月曜日

Filed under: 写真談義 — kurasan @ 22:18:15

 桜の詩歌を探すのは、やめた。万葉からこのかたおびただしい歌があり、歌謡曲の世界でもコブクロだろうと森山直太郎だろうと毎年のように桜を歌っている。写真のほうもまた、有名な桜を追いかけてカメラマンがひしめいている。思い起こせば、去年桜を撮り始めて掲示板にアップしたりしたのが、こうしてブログを書くようになったきっかけだった。ブログに写真を一枚はつけることとして、撮り始めてから、人に見られるのを意識するようになった。

 桜はむずかしい。プロの写真を見てもすごいというのになかなか出会わない。満開のすばらしい光線の中で撮られたものも、実際の桜をイメージできるだけにすごいというところまで感じないことが多い。

 まして、私の腕では、単に有名な桜をカメラにおさめたというだけで、その桜の風景としての美しさを表現できそうにない。去年、あちこちの桜を撮り歩いて実感した。今年は、連休中まで咲いていたにしても去年のようには追いかけることはないだろう。しだれ桜とか大山桜とか古木が有名でカメラマンが押しかけるけど、ソメイヨシノの美しさをどうやったら表現できるのか公園の桜を見て考えてしまつた。

 結局、前の杏の写真もそうだが、今の私にはアップで周りを省略して花を引き立たせるしか方法がわからなくて、今回もそんな写真です。

しだれ桜 長野市雲上殿 2007/4/20

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