2007/4/30 月曜日

コブシ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 21:43:40

 梅、アンズ、桜と来ると次は桃と行きたいところですが、信州で春の樹木の花というとコブシを忘れてはいけません。

 白樺、青空、南風  コブシ咲くあの丘  北国の春

と歌われたコブシは、大好きな花です。でも、桜みたいに花の一つをアップしても華やかさがないので、街路樹の花を撮ってもしかたがない。やはり、バックと一体の写真て゜しょう。

 というわけで、きのうは、妻を誘って、大町、白馬方面にドライブに出かけました。カメラマンの朝は、早いのだと5時に起こして出かけましたが、最初に着いた居谷里湿原は、水溜りに氷が張ってまして、防寒具を持って来なかった妻は、寒いと言って私が撮影をしている間にどんどん先に行ってしまいました。どうやら、これで、撮影のお供は懲りたみたいです。寒い湿原を訪れるのは、私みたいな馬鹿だけかと思っていましたが、案の定、富山から来たという三脚をかついだ老夫婦に会いまして、カメラを趣味としている奇妙な人間がいかに多いかということを見せ付けることができました。朝霧の立つ湿原に鳥の声を聞きながら歩くぜいたくというものをあまり理解してくれないようです。

 その後、ご機嫌を撮ろうと、鷹狩山に上がりまして、素晴らしい天気のもと、大町市の向こうに広がるアルプスの展望を見せてやりました。白馬三山から、中央アルプス、南アルプスまで見渡せて、すばらしいロケーションでした。

 その後、白馬に出て、少し回って帰って着ましたが、一人で撮り歩いたほうがいいのかなと少し欲求不満になりました。妻と歩くときは、山歩きに徹するほうがいいのかと考えています。

 ヤフオクで競り落としたカメラザックを背負っていきましたが、大して歩かないのに結構疲れました。日ごろの運動不足がたたっています。通しで、2時間歩いたらバテバテになりそうです。もっとも、ザックを背負ったまま、かがんで撮影して立ち上がってという動作をけっこう繰り返すものですから、その辺も疲れた原因かもしれません。

 さて、雪が残る山をバックにコブシを撮ろうというのがひとつの目的でしたが、有名な2本のコブシにいくのはあきらめて、道路沿いのコブシで妥協して来ました。五竜岳をバックにしたものと白馬鑓をバックにしたものと撮ってみました。

コブシ  白馬村  2007/4/29

 

 

2007/4/27 金曜日

ユキヤナギ

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 23:08:52

 公園にも次々と花が咲いて、会社に行く前の20分くらいでも結構楽しめます。きのうも、ちょっと遅くなったかなとあわてて出まして、公園で花の前に立ったらコンパクトフラッシュメモリを入れて来るのを忘れてしまったのに気が付きまして、あーあ。

 今日は、いい天気で、リベンジのつもりで行きました。真っ赤な木瓜とユキヤナギが目に付きまして、バチバチ写真を撮りまして、帰ってきてみたら、ひとつもいい写真がありませんでした。へたな鉄砲数打ちゃあたるということは、ないようです。

 ユキヤナギ、満開でした。2つ目のタブーも破りまして、レンズは一本だけ持ってゆこうとしていたのを今日は、ズームの他に広角レンズまで持って行ってしまいました。車の中にカメラを置いておきたくないので、私の通勤かばんは、弁当しか入っていないはずが、最近は、パンパンです。

 一本の枝をアップで撮ったりして、そういう写真のほうが絵になる気もするのですが、ユキヤナギのボリューム感をと、あえて広角で撮った写真をアップすることとします。

ユキヤナギ 長野市城山公園 2007/4/27

2007/4/25 水曜日

木瓜

Filed under: 今日の一枚 — kurasan @ 21:00:16

 先日、車で城山公園を通りがかったら、一本の木なのにいろいろな色の花が咲いていました。妻と一緒で、運転中だったので、はっきりとは見えなかったので、何の花だろうと疑問に思いまして、きのうの朝、さっそく会社に行く前に写真を撮りに行ってきました。

 木瓜(ボケ)でした。公園なので、木の名前が付いていてわかりました。

 ピンク、白、赤などいろいろな色の花が混ざって咲いていて、きれいなのですが、写真でどのように表現するのがいいのかわかりませんでした。そのときは、マクロレンズ一本を持っていっただけなので、今度は、広角で撮ってみたいところです。

木瓜  長野市城山公園  2007/4/23

 

2007/4/23 月曜日

Filed under: 写真談義 — kurasan @ 22:18:15

 桜の詩歌を探すのは、やめた。万葉からこのかたおびただしい歌があり、歌謡曲の世界でもコブクロだろうと森山直太郎だろうと毎年のように桜を歌っている。写真のほうもまた、有名な桜を追いかけてカメラマンがひしめいている。思い起こせば、去年桜を撮り始めて掲示板にアップしたりしたのが、こうしてブログを書くようになったきっかけだった。ブログに写真を一枚はつけることとして、撮り始めてから、人に見られるのを意識するようになった。

 桜はむずかしい。プロの写真を見てもすごいというのになかなか出会わない。満開のすばらしい光線の中で撮られたものも、実際の桜をイメージできるだけにすごいというところまで感じないことが多い。

 まして、私の腕では、単に有名な桜をカメラにおさめたというだけで、その桜の風景としての美しさを表現できそうにない。去年、あちこちの桜を撮り歩いて実感した。今年は、連休中まで咲いていたにしても去年のようには追いかけることはないだろう。しだれ桜とか大山桜とか古木が有名でカメラマンが押しかけるけど、ソメイヨシノの美しさをどうやったら表現できるのか公園の桜を見て考えてしまつた。

 結局、前の杏の写真もそうだが、今の私にはアップで周りを省略して花を引き立たせるしか方法がわからなくて、今回もそんな写真です。

しだれ桜 長野市雲上殿 2007/4/20

2007/4/21 土曜日

アンズ

Filed under: 詩と写真のサロン — kurasan @ 21:45:43

 梅は咲いたか桜はまだかいな なんて唄がありますが、信州は違います。梅が咲いてまもなくアンズ、そして一週間くらいのタイム差で桜が咲きます。この後は、桃。新緑に山が覆われるころりんごが咲きます。

 花は、どれも好きですが、アンズが大好きです。枝がまっすぐに天に向かって立って、燃え上がるという感じです。歳時記少し見たのですが、アンズのこの感じを表現したものはみあたらず、きょうは、有名な室生犀星の詩を引用しておきます

あんずよ

花着け

地ぞ早に輝け

あんずよ花着け

あんずよ燃えよ

ああ あんずよ花着け

 あんず 長野市東条  2007/4/8

 

 

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