2009/8/24 月曜日

やっぱり花が好き

Filed under: 写真談義, , 撮影日記 — kurasan @ 22:00:34

 お盆休みはゆっくり写真を撮りにいけなかったので、今日こそはと、22日に志賀高原に向かった。渋峠を越えて山田峠、白根と行ってみたいと思っていたからだ。実は、渋峠とか山田峠は、有名な紅葉の撮影ポイントで、駐車スペースが小さいので、シーズンになると車をとめるのもたいへんなんだという。実際、どんな感じなのか下見のつもりで行ってみたかった。

 丸池あたりでは霧が深く、駐車場で少し仮眠したが霧も晴れないので少し上ったら、木戸池付近はまったく霧がなかった。雲海の上と下の違いだったのだ。寝てる場合ではなかったかもしれない。横手山までいったら、雲海のむこうに後立山連峰をはじめ、ズラっと北アルプスが見えてすばらしい眺望だった。

笠岳

 雲がもう少し秋の雲ならよかったのだが、贅沢はいえない。見ると近くにヤナギランが咲いている。花が好きなので、このヤナギランと眺望を組み合わせたいと撮ったのが、この写真。

笠岳とヤナギラン

 これはこれでひとつの写真だと思う。

 そのうち、もっとヤナギランを強調して見たくて撮って見た。

ヤナギランと笠岳

 やっぱり花が好きなんだなとわれながら思う。これらの写真どれがいいのかな。同じ場所で撮っても意図によっていろいろと撮れるものだと思う。写真にして比較して眺めてみようか。

2009/7/20 月曜日

金沢 その4 観光都市を考える

Filed under: 写真談義, 撮影日記 — kurasan @ 9:16:50

 3連休のはずだが、きのうおとといと天気も悪く、きょうは、会社の夏季研修会なるものがあり、午後から拘束されるのだが、社員は休日扱い。夏の新年会みたいもので、一杯飲ませるのだから、文句を言うなということなのだろう。新年会に続いて、カメラマンを頼まれた。会社では、一眼レフのデジカメを買ってなくて、自分のものを持って行って撮るのだが、ネイチャーフォトしか撮らない私は、ストロボを持っていない。カメラに内臓のストロボでは、近くまでゆかないと光が届かない。新年会のとき、それを実感したが、普段の撮影ではいらないので、買わないで来たら、連休に入る前に、「またカメラマンをお願いします」ときた。ストロボ買うなら、サンパックのものをインターネットで安く買おうと思っているので、もうアウト。キタムラに行ってみたが、めざす機種もなく、また値段も高いので、今回もストロボなしでゆくこととした。そのかわり、三脚を持って行ってみようかなと思っている。

 金沢の写真あらかたアップしたが、金沢を歩きながら、長野と比較してみた。金沢の人口は、45万。長野は35万くらいか。都市としての格の違いをまっさきに感じた。金沢には兼六園が長野には、善光寺という観光の目玉がある。寺と庭園散策なら絶対後者のほうが観光資源として優れている。また、金沢は、武家屋敷跡とか茶屋街などの資源が近くにあり、コンパクトにまとまっている印象で、一泊して、ゆっくり金沢を歩いてくださいという提案ができる。休日のホテルの宿泊者数は、かなりのものなのだろうという印象を持った。

 私は、長野に住んでいるわけで、やはり長野を応援したくなる。写真の撮影範囲を長野市に限定してもいいかなと感じているのもそんな意識が働いている。金沢の観光都市としての機能がどのくらいか知らないで書くのもいけないが、同じ観光都市として考察するのはおもしろいと思う。北陸新幹線がつながると、長野から金沢に出かける人間の数のほうが、金沢から長野にる数より圧倒的に多いだろうと私は、思っている。その違いが金沢と長野の違いなのだろう。

 先日、商工会議所の会頭が長野駅の駅舎を善光寺にふさわしい形にして欲しいとJRに申し入れた記事が出ていた。金沢の駅舎は、独特な形をしている。ただ、長野のように駅前にみやげ物をうる店などなくて、駅の中にみやげもののショッピングセンターができている。私は、駅舎の形などどうでもいいやと思うほうだが、この金沢駅では、カメラを向けたくなった。長野駅の写真は、たぶん撮らないだろう。

金沢駅

 長野市の観光都市としての一番の問題点は、宿泊する人が少ない点だろう。周辺の温泉に宿泊するコースが一般で、戸倉上山田や別所あたりで一泊したあと立ち寄るか立ち寄った後、志賀高原を通って万座あたりで一泊するかである。金沢ではホテルに泊まったのだが、朝食のみで、楽天で予約して、ひとり6000円弱だった。温泉旅館よりホテルのほうが気楽でいいなと感じた。市内観光の他に、高原などで遊んだ後、お泊りは、市内のホテルでというような提案ができないものだろうか。私の泊まったホテルは、ホテルなのに大浴場があり、疲れを癒せる感じがした。

 

  金沢

   この写真は、金沢の武家屋敷跡の近くで見つけたモニュメントを撮影したものだが、水路との組み合わせが印象的でカメラを向けた。長野市には、やたらとモニュメントがあるが、まわりの風景と調和しているものがない。その分醜悪に感じてしまうのは、私だけだろうか。金沢も長野も「都市」である。都市が人を癒せるのかという疑問が常につきまとうが、人工の美というものを、歴史的な観光資源の他に用意して、観光都市として、歩き回って楽しい都市が生まれるのではないだろうか。

2009/7/18 土曜日

金沢 その3 兼六園

Filed under: 写真談義, 撮影日記 — kurasan @ 18:15:01

金沢といえば、兼六園である。日本三名園のひとつで、倉敷の後楽園は訪れたことがある。もう一つどこだっけ?兼六とは、宏大、幽すい、人力、蒼古、水泉、眺望の6つを兼ね備えているというので、兼六だそうだ。しかし、庭園は庭園で基本的には、自然のコピーみたいものだから、ネイチャーフォト志向の私には、なんともものたりなかった。秋か冬がいいのだろう。今の時期は、花もあまり咲いていなくて、シャッターチャンスを探すのに困った。私は、花の写真が好きなんだなあと、今回の旅行で認識を新たにした。アジサイが咲いているのを期待していたのだが、1本もなかった。

兼六園

 これは、兼六園で一番有名な池なのだろうけど、結局、池の渕に咲いていた花が主題になってしまった。もうすこし、たくさん花がついていてくれたらよかったのだが。

兼六園の滝

 当日は、パラパラと雨が降る天候で、傘を持つか三脚を持つかの選択になり、傘を選択した。後から考えると上下のカッパがあったので、カッパにして、三脚を持って歩けばよかった。でも、たぶん、カッパを着て歩いたら他にも観光客がたくさんいたので、妻には、「10メートル離れて来てよ」と言われていたことだろう。滝をスローシャッターで撮りたかったところだが、庭の中の滝なので、むきになってもしょうがない。

 今回訪れていちばんきれいだなと感じたのは、苔の美しさだった。苔が一面にあって、木も古くて苔がついていて古色の感じで美しかった。苔をテーマに何枚か写したが、「兼六園の写真」といって人に見せるわけにはゆかない。しかし、私には、苔の美しい庭園と記憶された。

兼六園 苔

 兼六園を歴史的にとらえたり、日本三名園ととらえるとなんだつまらなかったということになりかねない。むしろ、有料の公園と考えたらどうだろう。すばらしい公園だと思う。そう考えて見ると生えている木の一本一本にもカメラを向けたくなる。私は、公園で生えている花や木を撮るのが好きなのである。

兼六園

 

2009/6/23 火曜日

竜王

Filed under: 北信濃散歩, 撮影日記 — kurasan @ 21:31:16

 前回の続き。竜王という地名はどうして付いたか知らない。竜王山からだからだろうか。北志賀高原と呼ばれている地域で、志賀高原と木島平の間にある。長野県の多くの地域と同じようにスキー場で有名でオフシーズンになると淋しくなる。竜王山にロープウェイがかかっていて、インターネットで見ると7月上旬まで運行している。そして、夏休みの時期に再開されている。こんな梅雨の時期になぜなんだろうと思っていた。私が行った渓流の入り口にある大きな駐車場は私の他に1台も車がないのに、けっこう上に上ってゆく車がある。なんだろうと思ってロープウェイの乗り口に行ってみて、そうかとわかった。乗る人の格好を見たからである。ズタ袋を背負って、長靴をはいて、そう、ネマガリダケをとりに行く人たちでした。視界があまりよくなかったので、ロープウェイで上に上がることはしなかったけど、ネマガリダケは少し高くないとないからなのだろう。

 渓流散策コースというのがあり、川沿いにわずかだが歩けることになっていたので行った。このコースの案内看板はあちこちにあるのだが、コースに入ると標識は倒れたまんま、木は倒れたまんまとほとんど手が入っていない。ガイドブックだと体育館の方に上がる道があるはずが、ヤブになってしまってわからなかった。結局迷ってしまって、違う道を選んでしまい最後はヤブこぎをして、帰って来た。

 渓流があるだけの道で、物好きの人しか入らないのかな。もうすこし、花が咲いていてくれればと思ったけど、花の少ない時期だとおもった。

谷川の朝

 スキー場をオフシーズンに訪ねることも多いが淋しい。ゲレンデに立ち入るのを拒否しているところもある。もうすこしなんとかならないものかと思う。ここのゲレンデでアヤメとニガナが一面に咲いているところがあり、何枚か撮ったけど、広角で広さを表現しようとするとどちらの方向にしてもリフトが入ってしまい、自然という感じが出ないのでひきつけてしまったけど、やはりもっと広角側で撮る工夫をするべきだったと思う。

アヤメ 

 

2009/6/21 日曜日

渓流

Filed under: 写真談義, 撮影日記 — kurasan @ 5:44:30

 『風景写真』という雑誌が愛読書なのだが、1980円という価格でなかなか新刊を買わない。隔月刊なので、月にすれば960円だから買ってもいいのだが、写真が中心の雑誌だから、バックナンバーと新刊との差がほとんどない。新刊は、写真コンテストに応募するなら買っておかなければならないが、レベルが高すぎて、とても応募する気にならない。この写真のアマチュアの写真を見ていると、写真キチガイは、いるものだなと感心する。また、バックナンバーを見ていると、今、プロの人がアマチュアであったなんていうのがよくわかって、プロへの登竜門的役割を果たしている雑誌だとよくわかる。

 先日Amazonで2006年のバックナンバーを見つけて、購入した。1冊400円くらいなので、新刊を買うことを思えば、送料も気にならない。少しずつ見ている中で竹内敏信さんの「水の精」という写真が目にとまった。渓流の中に生えている草を撮ったほんとになにげない写真なのだが、この人はこういうところへも目が行くのだと感心した。

 そうしたら、渓流の写真を撮ってみたくなった。しかし、私の周辺で渓流というとなかなか思い浮かばない。「信州高原トレッキングガイド」という本を持ち出してきて竜王に行ってみた。渓流で川沿いに歩けるところというところいくらでもあるはずだと思うのだが、信州の渓谷と呼ばれるところは、谷が深くて川沿いに歩けるところは少ないのかもしれない。夏の写真となればやはり水を入れたい。今年は、滝と渓流でもテーマにしようか。

渓流

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