kurasan-blog

　土曜日に移動した後を地図で見てみると、ぐるっと一回りしている。とにかく曇りなので、大きな風景を撮るのでなく、木々を撮れればいいと思っていた。

　撮りながら、米　美知子というカメラマンを思い浮かべた。秋になって、さあ紅葉を撮るぞといったとき、「風景写真」という雑誌のバックナンバーの9・10月号を何冊か出してきて、眺めて見た。米美知子の写真がいちばんフィーリングにあった。40歳くらいの若い女性で、なかなかかわいい顔をしているから、マスコミが注目してもいいと思う。ただ、負けん気の強い印象はある。旅にでると車中泊が普通なんて書いてあるから、がんばっているんだなと思う。繊細な写真で、私は注目している。

　美麻のもくじき荘という温泉のところに出てきた。初めての道で、途中の渓流で写真を撮ったが、暗くて、ピントの合っている写真がほとんどなかった。

　信州新町の信級から美麻に抜ける道は、ほとんど車が通らないのか舗装はしてあるのだが、途中、落ち葉が覆っていたりして、不安な道だった。

途中、高地という部落だろうか廃屋がずっと続いている部落を通り過ぎた。おそらく、部落ごとどこかに移ったのだろう。登っていったら、新しい神社があったからそこに移ったのかもしれない。

　なんてことを考えながら、道を登っていった。途中で、赤い屋根の家があるなと思って通り過ぎたら、真っ赤に紅葉した木だった。曇天で、景色を撮る感じではなく、紅葉の木を撮ろうと思った。そう思うと少し走っては、止まりでけっこう時間がかかった。

　柳久保池から大町の方に向かうはずが曲がる道がわからずさぎり荘のところまで降りてきてしまった。ここまで来れば不動滝に寄ってと行ってみた。

去年も来て、道路から狙って撮ったので、同じような写真を撮ってもつまらないと思ったが、それでも何枚か撮った。

これが今年の写真。去年はどんな写真を撮ったかなと見てみて驚いた。

　手前に赤く紅葉は見られるが色づきがまったく違う。今年は、１０/２４なのに去年は、１１/２。一週間去年の方が遅いのに、今年の方が紅葉が明らかに早いのだと実感した。

　１０月に入って、休みの日にいい天気が続いたがこの週末は、曇り。紅葉シーズンになったら行こうと思っていたのが、信州新町の柳久保池。新緑を撮りに行って紅葉もいいだろうと思っていたが、曇天。池の風景としてとらえるには色がくすんでしまう。時期として少し遅かった感じ。 

　志賀高原、妙高高原はそろそろ紅葉は終わり。この日がチャンスだと思ったが、残念。また、来年。この柳久保池を振り出しに半日の紅葉撮影ドライブとなった。

　休みになると、紅葉はどのあたりに降りてきているのかと気になる。1500ｍの志賀高原はもう終わり。戸隠もピークを過ぎているのではと思いつつ、戸隠に向かった。戸隠に着いたころ明るくなったが、曇っている。曇りには曇りの紅葉もあるだろうと思って牧場付近を歩いて見たが、なんともさえない。もう少し下のほうがいいかと黒姫へ。御鹿池の紅葉写真を撮ってはみたが物足りない。そこで、杉野沢へ向かった。苗名滝と思ったが、歩くのがちょっとイヤだなと、いもり池へ。ここも紅葉はたいしたことがない。見ると、妙高山の山肌が真っ赤。じゃ赤倉まで登ってみようと関見峠へ。ここまで来たらと燕温泉に。

　燕温泉の谷の紅葉が見ごろ。温泉に行く手前で撮った後、温泉に。なんとか駐車して、温泉に登って行ったら、惣滝までは土砂崩れで行けないとの表示。はじめて、滝のあるのを知って、その手前まででもいいからと行ってみることに。滝の展望台があったが、後にして、滝に向かう道をゆく。天気はすばらしく晴れて、対岸の山肌の紅葉がすばらしい。

　そして、展望台へ。真っ盛りの紅葉と滝の取り合わせがすばらしい。いろいろ構図を変えながら写真を撮った。満足して帰ってきた。