kurasan-blog

曼珠沙華あれば必ず鞭うたれ　　　虚子

老農の鎌に切られて曼珠沙華　　三鬼

　これらの句を読めば、曼珠沙華は、死人花などと呼ばれて嫌われているようである。学名では、彼岸花らしいが、やはり曼珠沙華のほうが、その妖艶さが伝わるような気がする。去年から秋の花としてぜひ撮りたいなと思っていたのだが、長野市周辺を車で走り回った限り道路沿いではほとんどみかけることがなかった。上の句にあるように、嫌われているために自生しても抜かれたり切られたりしてしまうということなのだろうか。

　きのう、お彼岸に納骨堂までお参りに行ったところ、道沿いに見かけたのでさっそく今朝行って、雲上殿の下の駐車場に止めたところ、雲上殿に上がる階段の両側にいっぱいに咲いていまして、灯台元暗だったなと思いました。でも、どうやって撮るのがいいのかしばらく呆然としていました。かたまりで咲いているのですが、それだけ中心をどこにしようかわかりませんでした。

　月曜日にちょこっと飯綱まで出かけて、ツリフネソウの写真を撮って来ました。キツリフネはみかけませんでした。戸隠だとよく咲いているのですが。

　いつみても不思議な花です。

　朝露に濡れていて、しぼんでいるように見えるのですが、マクロレンズを通してみると、美しく咲いていました。

３連休なのですが、仕事のことが頭にあるとゆっくりした気分になれないのが悲しい。きのうも、歯医者の帰りに出社して、営業のパソコンにＯｒａｃｌｅＣｌｉｅｎｔをインストールしたが、思いのほか時間がかかってしまった。きょうは、娘が短大の寮に戻るというので、車で送ってゆくことになっているし、明日は、年寄りを図書館まで連れて行く予定で、一日写真を撮り歩くなんていうことはできそうにない。

　きょうの一枚は、トリカブトだとおもうのだけど、花の付き方が写真で見るのと違っていて、もしかすると違うのかも知れない。トリカブトにもいろいろ種類があって、その区別になるとさらにわからない。

　娘が、軽井沢の社員寮で一ヶ月のバイトをして帰ってきました。むこうの管理人に私が花の写真を撮っていると言ったら、何枚かくれといわれたので、印刷してよという話。人にあげられるほどの写真もないのですが、自分なりに気に入っている写真を印刷しようとはじめたのですが、思うような色が出ない。ディスプレイ上でいろいろレタッチしても紙にそのイメージで印刷できなければ意味がないというわけで、この間からいろいろ悩んでいて、今回も同じ写真を何枚も印刷してみたのですが、うまくゆきません。今使っているのは、キャノンのMP770という複合機なのですが、４色カラーじゃダメなのかな。それと、Lサイズの用紙に印刷すると角が汚れることが多い。中を拭いたりしてみているのですが、角が汚れるというのは、ローラーではないのかな。

　ということで、もう一台欲しくなってきています。カメラがキャノンなのでキャノンを選ぶのが普通なのでしょうが、今度はEPSONにしてみようかな。顔料インクを使ってみたい。A3までプリントできるものと思ったのですが、高いのでPX-930というのが今候補に上げています。多少は、へそくりたまっているので、手が届かないわけではないのですが、どーしようかな。

 今日の一枚は、「赤そば」ではないかと。黒姫スキー場に言ったら、咲いていまして、調べもせずにアップします。コスモス祭が始まっていて、朝早く行ったのでもちろんスキー場には入れないのですが、駐車場も閉鎖されていて、少し離れたところに車を止めて、御鹿池を一周して帰って来ました。

　９月になりました。朝晩も涼しくなって、秋を感じるようになってきました。秋の花にはならないのでしょうが、マツムシソウは大好きな花の一つです。志賀高原では見かけなかったので、八方尾根に行ったときにみかけたマツムシソウをアップします。

　マツムシソウというと、美ヶ原を思い出します。妻と結婚する前に訪れたときに一面に咲いていたのを思い出します。今は、鹿の被害でだいぶ減っていると聞いて心配しています。鹿が増えるのも自然ですが、花が減ってしまうのは悲しい。