2009/9/27 日曜日

大阪

Filed under: 今日の一枚, 写真談義 — kurasan @ 20:29:04

 須磨、神戸の次は大阪。でも、大阪ではあまり写真を撮らなかった。「風景写真」という雑誌に載るのは、ネイチャーフォトがほとんどで、都会の写真などほとんど載らない。この雑誌などでは、自然を美しく撮ることが「風景写真」のようだ。

 大阪のホテルの近くに淀川の河川敷公園があり、朝食後のちょっとした時間に行ってみた。

大阪 淀川河川敷公園

 芝生や樹木のバックに都会が広がっているこういう光景は、都会ならではのもので、田舎から行った私としては、りっぱな「風景写真」だと思った。ただ、この写真を大きく伸ばして壁に貼ると妻からクレームが出るだろうなとも思う。そう考えると、風景写真は、美しくなければいけないようだ。昔、私は、ゴヤの黒い絵の絵葉書を壁に貼っていたがあまり気持ちのいいものでなかった。壁に貼るということでは、やはり見て気持ちがいいものということになりそうだ。

 この写真のブルーシートは、ホームレスの家である。普通、ネイチャーフォトを撮るときは、人工的なものを極力排除するのだが、むしろ入れて撮りたかった。風景写真を撮るのでなくて、「大阪」を撮りたいと思った。今後も風景写真を撮っていくとき、ひとつのテーマに沿って撮っていくような姿勢がいいのではないかと思った。

2009/9/5 土曜日

ネジバナ

Filed under: 写真談義, — kurasan @ 20:32:38

 しばらく書かなかった。夏の間に撮った写真をインデックスに印刷したりしていた。気に入った写真を大きくしようと思っていたが、そういう写真がほとんどないのにガッカリした。毎週1回は、どこかに行っていたはずだが、情けない限りである。

 夏といっても、土日はほとんど曇っていた。大きい風景を撮るよりも、花の写真を撮るようになったが、花のアップ写真というのは、最近いいのかどうかわからなくなって、前よりいっそう満足しなくなったように思う。でも、花が好き。できれば、「花のある風景」を撮りたいのだが、そういう状況でないときは、やはりアップ写真を撮ることとなる。撮っているときは、その花の一番美しい部分を撮ったつもりでいるのに、帰ってきて見るとその魅力がほとんど撮れてなくてがっかりする。だから、同じ花でも何度も撮る気になるようだ。

 朝日新聞に連載されていたようだが、「花おりおり」という新書があり、花の写真とその花に対する簡単な解説がついている。ブログで花をひとつずつ取り上げて、簡単なエッセーを書けないかと時々考える。エッセーにするほどの知識もないが。

 今回は、ネジバナ。初めて見たのは、志賀高原。不思議な花だなと思った。本の解説ではあちこちにあるようだが、

ネジバナ

不思議と志賀高原付近ばかりでみかける。小さな花がらせん状に並んでいて、かわいい。

 花に興味を持っていなければ、見落としてしまうような地味な花であるが、形のおもしろさから惹かれる。どうとったら、その魅力を表現できるか

わからない。縦位置でしか撮りようがなくて、こんな写真になってしまった。2本撮ってみたりしたが、こうして、アップした写真のほうがいいようだ。

2009/8/25 火曜日

さよなら夏の日

Filed under: 写真談義, — kurasan @ 21:24:24

 昼間は暑いが、急に涼しくなってきた。天気図を見ても、大陸の高気圧におおわれて、秋が来たなという感じ。

 「夏」らしい写真をイメージして撮ったけど、これからは秋を見つけてというのがテーマになるだろうか。

ひまわり

 これは、お盆中に撮ったもので、夏真っ盛り。ひまわりを撮ってみたが、暑さが伝わればと思う。

ひるがお

 ひるがおの写真を撮りたいと前から思っていて、この間の日曜日に牟礼のたんぼで撮れた。草むらの中に咲いていて、空を入れなければと下から見上げるように撮ったら、葉っぱがななめに横切って写ってしまった。ほかにも何枚か撮ったけど、ひるがおがいちばん形よく写ったこの写真を選んだ。

なつの終わり

 畑に植えられていたゆりをとったけど、雲はもう秋の雲。夏の日よさようなら。という感じ。

2009/8/24 月曜日

やっぱり花が好き

Filed under: 写真談義, , 撮影日記 — kurasan @ 22:00:34

 お盆休みはゆっくり写真を撮りにいけなかったので、今日こそはと、22日に志賀高原に向かった。渋峠を越えて山田峠、白根と行ってみたいと思っていたからだ。実は、渋峠とか山田峠は、有名な紅葉の撮影ポイントで、駐車スペースが小さいので、シーズンになると車をとめるのもたいへんなんだという。実際、どんな感じなのか下見のつもりで行ってみたかった。

 丸池あたりでは霧が深く、駐車場で少し仮眠したが霧も晴れないので少し上ったら、木戸池付近はまったく霧がなかった。雲海の上と下の違いだったのだ。寝てる場合ではなかったかもしれない。横手山までいったら、雲海のむこうに後立山連峰をはじめ、ズラっと北アルプスが見えてすばらしい眺望だった。

笠岳

 雲がもう少し秋の雲ならよかったのだが、贅沢はいえない。見ると近くにヤナギランが咲いている。花が好きなので、このヤナギランと眺望を組み合わせたいと撮ったのが、この写真。

笠岳とヤナギラン

 これはこれでひとつの写真だと思う。

 そのうち、もっとヤナギランを強調して見たくて撮って見た。

ヤナギランと笠岳

 やっぱり花が好きなんだなとわれながら思う。これらの写真どれがいいのかな。同じ場所で撮っても意図によっていろいろと撮れるものだと思う。写真にして比較して眺めてみようか。

2009/7/27 月曜日

祈り

Filed under: 今日の一枚, 写真談義, — kurasan @ 21:31:20

 最近は、花の写真や風景写真にはまっているが、一眼レフデジカメを買った当初は、信濃三十三番札所をめぐって写真を撮っていた。神社、仏閣は好きで、神社も車で走っていて、つい立ち寄りたくなる。神社には、花がつく木が少ない。寺は、住職がいるせいか花があるが、神社は、針葉樹の大木はあっても花を見かけることがあまりない。宗教上の意味を調べたこともないがやはりなにか理由があるのだろう。日本人の自然観にも関係してくるのかなとも思っている。

 信濃町の黒姫に向かう途中のお寺にあじさいが咲いていた。はじめ通り過ぎたが、Uターンして写真を撮った。観音さまの石像があり、アジサイとの組み合わせで撮ったが、いつもどちらにピントを合わせていいか迷う。

かんのん1

 アジサイにピントを合わせると花がテーマの写真になる。

かんのん2

 観音にピントを合わせるとあじさいは、観音さまを引き立てる脇役となる。結局、両方の写真を撮ったりするけど、基本的には花がテーマだと思っている。

じぞう

 同じ日、善光寺に行くことがあり、仲見世の旅館のとなりの地蔵像のわきにノウゼンカズラが咲いていた。これは、明らかに花がテーマであるが、もうすこしお地蔵様が見える位置にあったらと思った。

 「祈り」というテーマでこういう写真を撮るのも面白い。

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