CentOS51でバックアップサーバ/(6)pukiwikiのverup の変更点


#navi(CentOS51でバックアップサーバ)

- サーバ切替の準備が整ってきたが、併せて、wiki関係を再編することにした。
- もともとwikiはメンバーのコミュニケーションツールとして導入してみたのだが、kuraさんはblogとして独立して、実質的に残っているのはサーバ構築記録だけである。
- これは一種の技術情報でもあり、公開することにした。 当然、個人情報の記述はマスクする必要があるが。
- また、「ezm-BOX」として、ホームページみたいな形で、いろいろな記事を追加していきたいと考えた。 誰が見るかは別として(^^;)
- pukiwiはバージョンアップしていることもあり、最新版をインストールして再構築した記録である。(2008/07/05 記)


#contents

** pukiwikiの最新版の導入と基本方針 [#nb233359]
- 最新版はver1.4.7である。現在利用中のバージョンは 1.4.5 だから、それほど大きな進化はしていないようだ。
[[PukiWiki 1.4.7_notb>http://pukiwiki.sourceforge.jp/?PukiWiki%2FDownload%2F1.4.7]] 機能面の変化も良く分からない。
- ただ、SNSの外部ブログとしてリンクさせたいので、その点がポイントだった。現行版では対応していないが、最新版1.4.7ではOKだったので、これが決め手となった。また、文字コード「UTF-8」対応版になっており、その点はありがたい。

- その他、skin関係もどうするか悩んだ。気分一新で、新しいデザインにしたいところだが、あまり選択肢がなく、一長一短もあって、結果的に現行のもの「irid_skin」をベースにすることで落ち着いた。

** インストールと設定 [#tb931fad]
- 最新版のダウンロードURLはこちら。UTF-8版を落とす。

 http://prdownloads.sourceforge.jp/pukiwiki/12957/pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gz

- サーバから直接 wget しようと思ったが、なぜか NotFound!に。端末で落としてサーバに転送した

 ①まず、解凍
 [root@kuraric51 html]#  tar xzvf /root/pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gz
 [root@kuraric51 html]# ls-l
 drwxr-xr-x 13   1003   1000   4096 10月 22  2006 pukiwiki-1.4.7_notb_utf8
 
 ②renameして、ezm/とする
 [root@kuraric51 html]# mv pukiwiki-1.4.7_notb_utf8/ ezm/
 [root@kuraric51 html]# ls -l
 合計 1264
 drwxr-xr-x 13   1003   1000   4096 10月 22  2006 ezm
 
 ③各種設定
 ・初期設定 iniファイルの編集
 [root@kuraric51 html]# cd ezm/
 [root@kuraric51 ezm]# cp pukiwiki.ini.php pukiwiki.ini.php.org
 [root@kuraric51 ezm]# vi pukiwiki.ini.php
 ・変更した主要個所は以下のとおり
 ====
 Wikiサイト名($page_title)   :ezm
 サイトオーナー名($modifier)  :ezm
 サイトオーナーのwebページ  :http://kurarinet.com/
  
 ★管理者パスワードの設定
 $adminpass = '{x-php-md5}de03beffeed9da5f3639a621bcab5dd4'; // md5('xxxx')
  
 =====以下は未設定だが、推奨事項である
 $auth_users 自分のユーザの登録と、不要ユーザの削除 
 $read_auth_pages 参照制限ページの設定 
 $edit_auth_pages 更新制限ページの設定 
 $search_auth 参照制限ページを検索結果に表示しない

** カスタマイズ [#b5ff4563]
- トップページ名称を変更する 「FrontPage」⇒「WelCome!」に

 [root@kuraric51 ezm]# vi pukiwiki.ini.php
 =====
 //$defaultpage  = 'FrontPage';     // Top / Default page
 //-----2008/06/02---------------------------
 $defaultpage  = 'WelCome!';     // Top / Default page

- これに合わせて、WelCome! ページを作成する

- skinについては、pukiwikiサイトの[[自作スキン>http://pukiwiki.sourceforge.jp/?%E8%87%AA%E4%BD%9C%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%B3]]から、いくつか試してみたが、いずれもイマイチ。
- 結局、現在の「irid」を使うことにした。
- そもそも、skinファイルは追加で組み込んだものなので、そのまま最新版へ組み込めばよい。カスタマイズした個所はそのまま移行できるので、それほど手間はかからない。
- ただ、現行版の文字コードがEUCなので、そのままではエラーが発生し、正常に表示されなし。このため、コピーしたあと文字コードを変更しておく必要がある。
- この一括変換に関しては、[[ファイルの文字コードをコマンドで一気に変換>http://www.phppro.jp/phptips/archives/vol30/]]の記事が、たいへん有効であった。

 ・現在のirid_skinを、最新版にコピーする
 [root@kuraric51 ~]# cd /var/www/html/ezm
 [root@kuraric51 ezm]# cp -arp ../wiki/skin/irid skin/
 
 [root@kuraric51 ezm]# cd skin
 [root@kuraric51 skin]# ls
 cloudwalk          iridwire            external_link.gif  orangebox          
 external_link.js   pukiwiki.skin.php
 
 ・文字コードを一括して、UTF-8に変更する
 [root@kuraric51 skin]# find -name '*.txt' | xargs nkf --overwrite -w
 [root@kuraric51 skin]# find -name '*.php' | xargs nkf --overwrite -w
 [root@kuraric51 skin]# find -name '*.js' | xargs nkf --overwrite -w



** コンテンツの移行と確認 [#g2ea1808]
- 問題は、記事や写真の移行である。すべて 現行版 wiki/配下にあるので、ふつうなら○コピーすれば終わるのだが、独自の管理をしていて良く分からない。結局、写真の格納場所も分からなかった。
- どうせ、個人的な情報のチェックや削除作業があるので、割り切ってすべて手作業にした。現行版の編集画面をコピーペーストしてtxtファイルで保存、添付の写真等はそれぞれブラウザで保存する。そして、最新版にあらためて新規ページとして追加していく作業である。
- 全部で40件ほどで、写真も同程度、思ったほど面倒な仕事ではなかった。個人的な情報は基本的にマスク。

- SNSとの外部リンクもOKであった。


** カスタマイズ情報のまとめ [#xde2c9b7]
- pukiwiki1.4.7導入にあたり、カスタマイズのポイントを整理したもの。
- skinは、結局、「irid_cludworks」に落ち着いたが、skinファイルの構成が複雑なので整理しておく

 [1]ファイル構成
 ①基本パスは
   /var/www/html/ezm/
 
 ②初期設定ファイルは pukiwiki.ini.php
 
 ③skinファイルは(関係のあるものだけ!)
   skin/irid/
    +pukiwiki.skin.php
    +cloudwalk/
     +cloudwalk.css     :import設定のみ
     +cloudwalk.jpg    :header部分の背景
     +sky1.jpg       :サイドバーの背景1
     +sky2.jpg       :サイドバーの背景2
    +orangebox/
     +base_3float.css    :メインcss★
     +plugin.css       :plugin関連のcssか?
     +orangebox.css
     +color_orangebox.css
 
 ④cloudwalk.css の構成
 /var/www/html/ezm/skin/irid/cloudwalk/cloudwalk.css
 ==========================
 @import url("../orangebox/base_3float.css");
 @import url("../orangebox/plugin.css");
 @import url("color_cloudwalk.css");
 ==========================
 ・基本的にimport構成である (まとめたいけど面倒なので止めておく)
 ・メインは base_3float.css
 ・初回のカスタマイズの、FONTや行間隔等の設定はここにある
  
 [2]主な設定項目
 ①skinファイルの指定
  /var/www/html/ezm/pukiwiki.ini.php
 ==========================
 define('SKIN_DIR', 'skin/irid/');
 ==========================
 ・したがって、skin/にあるファイルは全部関係ない
 
 ②iridのスタイル指定
 /var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
 ==========================
 // 使用するスタイル
 $irid_style_name = "cloudwalk"; // iridwire  orangebox
 ==========================
 ・他のskinである iridwire、 orangebox も選べる
 
 ③サイドバーの検索窓のサイズ指定
 /var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
 ==========================
 <h2>検索</h2>
 <input type="text"  name="word" value="" size="10" />
 ==========================
 ・検索入力窓は固定幅である (デフォルトのサイズは 20)
  そのため、ブラウザウィンドウ幅が小さい場合、スライドバーも比例して縮小するが、
  検索窓が固定のため、その幅に収まらなくなり、記事の下方にずれるという問題があった!
 ・検索そのものはあまり使用しないこともあり、思い切り半減した
 ・併せて、その下の検索条件 AND/OR の文字も改行して分離した
 
 ④メニューアイコンの追加
 /var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
 ==========================
 <!---- 2008/06/09 MENU-icon added ------>
 
 <!-- Toolbar -->
 <div id="toolbar">
 <?php if (PKWK_SKIN_SHOW_TOOLBAR) { ?>
 <?php
 
 // Set toolbar-specific images
 $_IMAGE['skin']['reload']   = 'reload.png';
 $_IMAGE['skin']['new']      = 'new.png';
 【以下略】
 ==========================
 ・作業の便宜上追加したが、本格運用時は消しても構わない
 ・レイアウト的には、若干安定性を欠いているが、原因不明
 
 ⑤タイトル文字の内容
 /var/www/html/ezm/pukiwiki.ini.php
 ==========================
 // 2008/06/27 初期設定
 // $page_title = 'PukiWiki';
 $page_title = ezm-BOX';
 ==========================
 
 ⑥タイトル文字のfontやサイズ等の装飾関係
 /var/www/html/ezm/skin/irid/orangebox/base_3float.css
 ==========================
 #header{
         font-family:verdana, arial, helvetica, Sans-Serif;
 /* 2008/06/29 fontの太さ指定追加 */
         font-weight: bold;
 ==========================

 ⑦表組み部分の文字サイズ指定(デフォルトが大きくてアンバランスなので修正)【この項は 2008/10/23 追記】
 /var/www/html/ezm/skin/irid/orangebox/base_3float.css
 ==========================
 div#body table{
         word-break:break-all;
         word-wrap:break-word;
         max-width:100%;
         font-size:12px;  ★(追加してみたらOK! 12pxで本文より小さめに)
 }

- 以上で終了。なお、アクセス制限はしないで一般公開するが、記事はすべて凍結し書き込みは不可とする。


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