CentOS51でバックアップサーバ/(6)pukiwikiのverup

Last-modified: 2008-07-06 (日) 14:52:23 (5792d)

  • サーバ切替の準備が整ってきたが、併せて、wiki関係を再編することにした。
  • もともとwikiはメンバーのコミュニケーションツールとして導入してみたのだが、kuraさんはblogとして独立して、実質的に残っているのはサーバ構築記録だけである。
  • これは一種の技術情報でもあり、公開することにした。 当然、個人情報の記述はマスクする必要があるが。
  • また、「ezm-BOX」として、ホームページみたいな形で、いろいろな記事を追加していきたいと考えた。 誰が見るかは別として(^^;)
  • pukiwiはバージョンアップしていることもあり、最新版をインストールして再構築した記録である。(2008/07/05 記)

pukiwikiの最新版の導入と基本方針

  • 最新版はver1.4.7である。現在利用中のバージョンは 1.4.5 だから、それほど大きな進化はしていないようだ。 PukiWiki 1.4.7_notb 機能面の変化も良く分からない。
  • ただ、SNSの外部ブログとしてリンクさせたいので、その点がポイントだった。現行版では対応していないが、最新版1.4.7ではOKだったので、これが決め手となった。また、文字コード「UTF-8」対応版になっており、その点はありがたい。
  • その他、skin関係もどうするか悩んだ。気分一新で、新しいデザインにしたいところだが、あまり選択肢がなく、一長一短もあって、結果的に現行のもの「irid_skin」をベースにすることで落ち着いた。

インストールと設定

  • 最新版のダウンロードURLはこちら。UTF-8版を落とす。
http://prdownloads.sourceforge.jp/pukiwiki/12957/pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gz
  • サーバから直接 wget しようと思ったが、なぜか NotFound!に。端末で落としてサーバに転送した
①まず、解凍
[root@kuraric51 html]#  tar xzvf /root/pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gz
[root@kuraric51 html]# ls-l
drwxr-xr-x 13   1003   1000   4096 10月 22  2006 pukiwiki-1.4.7_notb_utf8

②renameして、ezm/とする
[root@kuraric51 html]# mv pukiwiki-1.4.7_notb_utf8/ ezm/
[root@kuraric51 html]# ls -l
合計 1264
drwxr-xr-x 13   1003   1000   4096 10月 22  2006 ezm

③各種設定
・初期設定 iniファイルの編集
[root@kuraric51 html]# cd ezm/
[root@kuraric51 ezm]# cp pukiwiki.ini.php pukiwiki.ini.php.org
[root@kuraric51 ezm]# vi pukiwiki.ini.php
・変更した主要個所は以下のとおり
====
Wikiサイト名($page_title)   :ezm
サイトオーナー名($modifier)  :ezm
サイトオーナーのwebページ  :http://kurarinet.com/
 
★管理者パスワードの設定
$adminpass = '{x-php-md5}de03beffeed9da5f3639a621bcab5dd4'; // md5('xxxx')
 
=====以下は未設定だが、推奨事項である
$auth_users 自分のユーザの登録と、不要ユーザの削除 
$read_auth_pages 参照制限ページの設定 
$edit_auth_pages 更新制限ページの設定 
$search_auth 参照制限ページを検索結果に表示しない

カスタマイズ

  • トップページ名称を変更する 「FrontPage」⇒「WelCome!」に
[root@kuraric51 ezm]# vi pukiwiki.ini.php
=====
//$defaultpage  = 'FrontPage';     // Top / Default page
//-----2008/06/02---------------------------
$defaultpage  = 'WelCome!';     // Top / Default page
  • これに合わせて、WelCome! ページを作成する
  • skinについては、pukiwikiサイトの自作スキンから、いくつか試してみたが、いずれもイマイチ。
  • 結局、現在の「irid」を使うことにした。
  • そもそも、skinファイルは追加で組み込んだものなので、そのまま最新版へ組み込めばよい。カスタマイズした個所はそのまま移行できるので、それほど手間はかからない。
  • ただ、現行版の文字コードがEUCなので、そのままではエラーが発生し、正常に表示されなし。このため、コピーしたあと文字コードを変更しておく必要がある。
  • この一括変換に関しては、ファイルの文字コードをコマンドで一気に変換の記事が、たいへん有効であった。
・現在のirid_skinを、最新版にコピーする
[root@kuraric51 ~]# cd /var/www/html/ezm
[root@kuraric51 ezm]# cp -arp ../wiki/skin/irid skin/

[root@kuraric51 ezm]# cd skin
[root@kuraric51 skin]# ls
cloudwalk          iridwire            external_link.gif  orangebox          
external_link.js   pukiwiki.skin.php

・文字コードを一括して、UTF-8に変更する
[root@kuraric51 skin]# find -name '*.txt' | xargs nkf --overwrite -w
[root@kuraric51 skin]# find -name '*.php' | xargs nkf --overwrite -w
[root@kuraric51 skin]# find -name '*.js' | xargs nkf --overwrite -w

コンテンツの移行と確認

  • 問題は、記事や写真の移行である。すべて 現行版 wiki/配下にあるので、ふつうなら○コピーすれば終わるのだが、独自の管理をしていて良く分からない。結局、写真の格納場所も分からなかった。
  • どうせ、個人的な情報のチェックや削除作業があるので、割り切ってすべて手作業にした。現行版の編集画面をコピーペーストしてtxtファイルで保存、添付の写真等はそれぞれブラウザで保存する。そして、最新版にあらためて新規ページとして追加していく作業である。
  • 全部で40件ほどで、写真も同程度、思ったほど面倒な仕事ではなかった。個人的な情報は基本的にマスク。
  • SNSとの外部リンクもOKであった。

カスタマイズ情報のまとめ

  • pukiwiki1.4.7導入にあたり、カスタマイズのポイントを整理したもの。
  • skinは、結局、「irid_cludworks」に落ち着いたが、skinファイルの構成が複雑なので整理しておく
[1]ファイル構成
①基本パスは
  /var/www/html/ezm/

②初期設定ファイルは pukiwiki.ini.php

③skinファイルは(関係のあるものだけ!)
  skin/irid/
   +pukiwiki.skin.php
   +cloudwalk/
    +cloudwalk.css     :import設定のみ
    +cloudwalk.jpg    :header部分の背景
    +sky1.jpg       :サイドバーの背景1
    +sky2.jpg       :サイドバーの背景2
   +orangebox/
    +base_3float.css    :メインcss★
    +plugin.css       :plugin関連のcssか?
    +orangebox.css
    +color_orangebox.css

④cloudwalk.css の構成
/var/www/html/ezm/skin/irid/cloudwalk/cloudwalk.css
==========================
@import url("../orangebox/base_3float.css");
@import url("../orangebox/plugin.css");
@import url("color_cloudwalk.css");
==========================
・基本的にimport構成である (まとめたいけど面倒なので止めておく)
・メインは base_3float.css
・初回のカスタマイズの、FONTや行間隔等の設定はここにある
 
[2]主な設定項目
①skinファイルの指定
 /var/www/html/ezm/pukiwiki.ini.php
==========================
define('SKIN_DIR', 'skin/irid/');
==========================
・したがって、skin/にあるファイルは全部関係ない

②iridのスタイル指定
/var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
==========================
// 使用するスタイル
$irid_style_name = "cloudwalk"; // iridwire  orangebox
==========================
・他のskinである iridwire、 orangebox も選べる

③サイドバーの検索窓のサイズ指定
/var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
==========================
<h2>検索</h2>
<input type="text"  name="word" value="" size="10" />
==========================
・検索入力窓は固定幅である (デフォルトのサイズは 20)
 そのため、ブラウザウィンドウ幅が小さい場合、スライドバーも比例して縮小するが、
 検索窓が固定のため、その幅に収まらなくなり、記事の下方にずれるという問題があった!
・検索そのものはあまり使用しないこともあり、思い切り半減した
・併せて、その下の検索条件 AND/OR の文字も改行して分離した

④メニューアイコンの追加
/var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
==========================
<!---- 2008/06/09 MENU-icon added ------>

<!-- Toolbar -->
<div id="toolbar">
<?php if (PKWK_SKIN_SHOW_TOOLBAR) { ?>
<?php

// Set toolbar-specific images
$_IMAGE['skin']['reload']   = 'reload.png';
$_IMAGE['skin']['new']      = 'new.png';
【以下略】
==========================
・作業の便宜上追加したが、本格運用時は消しても構わない
・レイアウト的には、若干安定性を欠いているが、原因不明

⑤タイトル文字の内容
/var/www/html/ezm/pukiwiki.ini.php
==========================
// 2008/06/27 初期設定
// $page_title = 'PukiWiki';
$page_title = ezm-BOX';
==========================

⑥タイトル文字のfontやサイズ等の装飾関係
/var/www/html/ezm/skin/irid/orangebox/base_3float.css
==========================
#header{
        font-family:verdana, arial, helvetica, Sans-Serif;
/* 2008/06/29 fontの太さ指定追加 */
        font-weight: bold;
==========================
⑦表組み部分の文字サイズ指定(デフォルトが大きくてアンバランスなので修正)【この項は 2008/10/23 追記】
/var/www/html/ezm/skin/irid/orangebox/base_3float.css
==========================
div#body table{
        word-break:break-all;
        word-wrap:break-word;
        max-width:100%;
        font-size:12px;  ★(追加してみたらOK! 12pxで本文より小さめに)
}
  • 以上で終了。なお、アクセス制限はしないで一般公開するが、記事はすべて凍結し書き込みは不可とする。

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