Sigmarion
Last-modified: 2009-08-12 (水) 13:51:22 (5374d)
「初代」Sigmarion復活のメモ †
- 長らく放置状態だったsigmarionだが、元々の所有者であるmsoさんのSNS参加を記念してネットワーク環境の復活を試みる。といっても、通信環境を整備してBlog用の写真を撮る程度だけなのだが(^^;)
- 本気で読み物にする元気もないので、もろメモをアップして、最低限整形でお茶を濁します。
いきなり挫折(^^;) 2009/07/08 †
- 5年ほど前に、有線LANで直接接続し、設定済みregファイルを双方にインストールするという裏技を見つけて成功したのだが、同じ手順でいけると思ったら今回は完全にこけた。
- 実は、VistaではActiveSync自体がなくなっていた。年月が進むと同じ環境の再現は難しいと言う話だ。
- 代替アプリはあるのだが、逆に、初代sigmarionが相手では使えないようだ。
- Win98Noteを引っ張り出したが、regeditのver違いで受け付けず、裏技が使えない。何せ、サンプルのregデータはver5で作成されており、Win98はver4のため、regファイルを認識せず(上位互換なし)
- 赤外線通信で直接の母艦接続を試みるも認識せず、Win98側のCOMポートがあわせられない。
- 万事休すかぁ・・・
仮想マシーンで対応だ 2009/07/09 †
- カミさんのXP-Noteを使おうかとも思ったが、何かと面倒!
- VMworkstation という手があったのだ! Vistaノートを使えばマシンも高速だし、メモリもだぶだぶだから、多少の負荷もさほど苦にならんだろうと、お試し版をインストール。WindowsXP_Proをインストールすることに。
- 仮想HDD(イメージファイル)8GB(デフォルト)
- パスは、C:\Users\eizo\Documents\Virtual Machines
- 「簡易インストール」になり、キーは最初に入力しておき、後は自動
- インストールは速い 15分程度か!と思ったら、コピー後が長い、、「完了まで33分後」で全然動きがない??
- リセットしたら、少し戻って再度インストール再開したが、キーは再入力に
- 後は順調に進んで、なつかしの起動音が、数回再起動して完了か
仮想XPの設定 †
- インターネットは接続できたが、IPアドレスが違う
IPadoress 192.168.204.128 Default Gateway 192.168.204.2
- 192.168.1.0 とは通信できない ping はtimed out に
- VMwareメニューの仮想ネットワークをチェックと3つもある
VMnet0 ブリッジ 自動選択されたアダプタにブリッジ VMnet1 ホストオンリー 192.168.209.0 プライベートNWをホストと共有 VMnet8 NAT 192.168.204.0 ホストのIPアドレスを共有して使用する
- いろいろ迷ったが、基本はVMのネットワーク設定だった
- 仮想_XPのネット設定 アダプタは有線LANのみ
- IPアドレス、DNS を自動にしたら 192.168.1.110 を取得
- ping もとんだし、サーバ(kurarinet)も接続できた
有線LANでいきなりインターネット †
- sigmarionの有線LAN接続
- 基本的には内蔵ドライバが対応しているので、カードを挿入すれば自動的に認識するようだ。実際は、母艦接続のためにレジストリを先に追加してしまったが、これはActibeSync用の設定データなので関係ないと思う。
- IPアドレス自動取得なので、IE起動すれば、いきなりネット接続可能になる。ただし、デフォルトで画像は表示しないので注意。
- また、セキュリティサイトは、IEが古いので受け付けない(パッチがあるそうだが、未確認。。だめという情報もあり)
- ただ、母艦接続のためには、手動設定が必要になる。(詳細は次項)
母艦接続の原理 †
- 基本的には、シリアルや赤外線通信などで直結した状態で、相互を認識する(パートナー関係)しておくのが基本(そうすれば、レジストリーデータがきちんと作成される)
- ところが、シリアルケーブルがなかったり、赤外線環境がない場合はLAN環境ができても、最初のパートナー関係を作ることができない
- 母艦とパートナー関係ができないと、ソフトのインストールができないという致命的な問題が残る(外部メモリーから直接インストールできる簡単ツールもないわけではないが)
- そのため、できあいの有線LAN環境のレジストリを使って、一気にパートーナー関係を構築しようと言うのが、このたくらみである
- ただし、今回用いた母艦用のデータは、regedit ver5(windowsXP)対応、また、sigmarionは初代ベースなので、他の機器組み合わせでは無理と思われる。
レジストリーデータのポイント †
- 今回使ったレジストリデータはいきなりLANでActiveSyncする編から入手したもの。
- 母艦用 XP_org_reg.txt
- sigmarion用 sig_org_reg.txt
- 基本的に、相互のデータを合わせておかないと接続することができない、また接続しても、次の段階(関係確認)ではじかれてしまう。あわせるポイントと修正箇所は、以下のとおり。
- ①同期キー ”Last Device”
[sigmarion]と[母艦]の双方で合ってさえいれば何でもよいが、あちこちに出てくるので、デフォルト値のままで変更しないほうがよい - ②コンピュータ名
LANで接続する際に重要(Wins設定が絡んでくるのだが、後述)[sigmarion] デフォルトのPC名は「マイハンドヘルドPC」だが、「sigmarion2」にした (DataFolderとも合わせておいた。必ずしも必要ないかもしれないが) 当然、sigmarion自体のPC名も変更する必要あり! また、「通信」プロパティのデバイス名も同じく sigmarion2 とした! [母艦] 「ezm-VMXP」とした
- ③同期ファイルのパス &br:
・同期を取るためのフォルダーを作成、指定する
[sigmarion] 「My Document」内の「同期ファイル」がデフォルト(自動的に作成されるようだ) [母艦] 「マイ ドキュメント」 内に「同期ファイル」という名前のフォルダーを作成する
- ④データフォルダー "DataFolder"
[母艦] "DataFolder"="C:\\Program Files\\Microsoft ActiveSync\\Profiles\\sigmarion2" 上記パスに対応したフォルダーを作成する \Profiles\sigmarion2 の部分
- ⑤通信方法
[sigmarion] 「ネットワーク接続」とする
- ①同期キー ”Last Device”
sigmarionのレジストリー操作 †
- サンプルレジストリの修正箇所を整理すると
[母艦] "{000214A0-0000-0000-C000-000000000046}"="sigmaion2" ★sigmarionのPC名を入力 "Briefcase Path"="C:\Documents and Settings\Administrator\My Documents\同期ファ イル\\" ★XP環境に合わせたパス名 [sigmarion]側 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows CE Services\Partners\P1] ★P「1」 1台目母艦 (2台目は P2になる) "PName"="ezm-VMXP" ★母艦のPC名に合わせる
- 母艦側は、regファイルをダブルクリックすれば結合更新される
- sigmarion(WinCE)にはregeditがないので、直接操作することができない。「TRE」というフリーソフトがあるので、それを使う。
- 「mips版CAB」ファイルをsigmarion上でダブルクリックでインストール完了する。
- 「ファイル」ー「レジストリの取り込み」で更新結合される。念のため、関連項目を開いて設定内容を確認しておく。
- なお、解凍ツールがうまく動かないので、事前に母艦側で解凍して、CFメモリー経由でsigmarionに持ち込む
有線LANで母艦接続のまとめ †
[母艦]側 ①ActiveSync3.5をインストールする ・関連フォルダーは、事前に作成しておく ・インストール終了後に、レジストリーを結合する ②ActiveSyncを起動する(待機状態)
[Sigmarion]側 ①レジストリーの登録 ・ActiveSyncはインストール済み ・レジストリを更新する ②ネットワーク設定の変更 ・WINSの設定が必要になる (LANでWindows接続が行われるためか) ・ネットワーク設定が自動だと、WINSが設定できない ・「手動」設定で、以下のように設定する IPアドレス 192.168.1.x 【競合注意!】 サブネットマスク 255.255.255.0 デフォルトゲートウェイ 192.168.1.1 【ルータのIPアドレス】 DNS 192.168.1.1 【ルータのIPアドレス】 WINS 192.168.1.101 【母艦のIPアドレス】 ③接続開始 ・Sig側から接続する ・母艦側は自動的に 「ネットワーク接続」ー「ezm-VMXP」を選ぶ ・問題なければ、母艦側のActiveSyncが自動的に起動して、同期完了する ④問題解決 ・接続できなければ、名前解決NG コンピュータ名やWINS設定を確認 ・接続後NGならば、 同期ファイル等の有無確認 ・同期ファイルに、何か入れて「同期」を実行 ファイルが転送されればOK
次は、無線LANだ †
- さて、ActiveSync環境はできたし、次は無線LAN環境だ! と思ったが、ここで行き詰ってしまった(^^;)
- 確かに無線LANのドライバインストールはActiveSyncがないとできないのだが、そもそもsigmarionに無線LANカードを挿すと、今までの有線LAN環境は消えてしまうのだ
- シリアルか赤外線通信でActiveSyncがないとダメだったんだ!(そういえば、前回、有線LANの後で、わざわざ赤外線でActiveSyncを作ったことを、今頃思い出した!)
- 改めて考えてみたが、
- Vistaでは、そもそも初代SigmarionとはActiveSync接続環境が作れない!!
- VMXPでは、赤外線通信がない? デバイスが表示されない 面倒!!
- ActiveSync経由インストールは不可能という結論になってしまう
ドライバの直接インストール方法 †
- WindowsCE機のソフトウェアインストール方法を調べてみると、実は、いろいろあることがわかった。 http://homepage2.nifty.com/o-shiro/ceinstall.htm
- sigmarion単体で可能な方法は、ちゃんとある!
- CE用exeファイル、CABファイル の場合、そのままダブルクリックすればよい
- TREなどはそうだった mips版CABさえあればOKだ
- PC用exeファイルの場合は、母艦PCで実行してActiveSync経由でインストールなのだが、実は抜け道があることがわかった
- 先ほどのWindowsCE機のソフトウェアインストール方法の「■7.PC用.EXEファイルの場合 その3」で、ActiveSyncがなくてもできる!
- 手順は以下のとおり
①PC上でEXEファイルを実行する ②当然、ActiveSyncがないので、インストールは中断する ③ただ、インストール用のCABファイルまでは作成される ④その場所は、Program Files」-「Microsoft ActiveSync」に新フォルダーが ⑤これをSigmarionにCFメモリでコピーして、実行すればOK
無線ドライバのインストール †
- Pciの無線LANカード用のドライバは、前回どおり「Windows CE 2_11対応Compaq WL100無線PCカードドライバ1_04_05A」を適用する。ファイル名は SP15585.exe
- これを実行すると、単に解凍されて Setup211.exe ができる。これがインストーラー本体である
- これをVMXP上で実行すると、インストール画面になるが、途中でSTOPする
- しかしながら、上記④の当該フォルダーをチェックすると、ちゃんとCABファイルができている!!
C:\Program Files\Microsoft ActiveSync\ の中に、 Compaq Computer Corporation\WL100_WINCE211 というフォルダーができて この中に多数のCABファイルが生成されている ただし、どれがmips対応版かはわからない
- ActiveSyncとは別に、母艦とsigmarion間でファイル共有が簡単にできた!
Sigmarion側で、ファイル名を指定して実行で、「\\ezm-VMXP」打ち込む
- これで、すべてのCABをsigmarion側へコピーして、片っ端から実行してみる
- 唯一、「WL100.4000.CAB」が実行可能で、インストール完了!「WL100 settings」というアプリアイコンができている
無線LANカードとドライバのリンク †
- で、おもむろに無線LANカードを挿入すると、「認識されなかったPCカードアダプタ」でアダプタ名を入力するよう言われる
- これには困ってしまった(^^;)結局、前回も同じトラブルに遭遇していて、メモに記録が残っていた!!
ドライバ名を「WL100NDS.dll」と入力する!!!
無線LAN設定 †
- これで、正常に認識され、無線LANの設定をすれば接続開始
SSID:I-xxxx-XXXX (現在のAPのSSID) WEP:使用しない 11Mbs
- なお、アクセスポイント側の「MACアドレス登録」設定は残っていたので、問題なく接続開始した。
- 無線LANでファイル共有をやるためには、同じくWINS設定が必要。<コンピュータ名のWindows名前解決のため>
- IPアドレスは手動設定となることは、有線LANと同じ。「コンパネ」「ネットワーク」で、無線LANアダプタを選び、「プロパティ」設定する
IEのセキュリティアップ †
- Pocket Internet Explorer 3.0はセキュリティ強度が低いため、かなりの認証ページで接続できなくなる
- 128bit対応にするアップデートがMicrosoftから提供されている
- ネット情報ではダメだったと言う話があり放置していたが、試してみる。
- ダウンロードした「128bitHPC.exe」を、そのままVMXP上で実行した。本体のLANケーブルが外れていたので途中で停止してしまったが、コードを接続した瞬間に、sigmarionにインストールされた!(つながっていなくても、再開するのだ!)
- これで、Yahooメールなどもチェックできるようになった!
hostsファイル †
- 自宅サーバへの接続に困る、SNSには入れない
- 探すと、こんな情報が・
3.22 hostsファイルの場所 質問 WinCEって、hostsファイルに相当するファイルってあるのでしょうか。 回答 \\HKEY_LOCAL_MACHINE\Comm\Tcpip\hostsというものがあるみたいですね。ここに、 [ホスト名](キー) ipaddr(長さ4桁のバイナリ) aliases(テキスト) というものがあります。 私の場合、NetSetCEというIPアドレス切り替え用ソフトウェアを使って、HOSTSの登録を行っています。
- で、レジストリをチェックしてみるとこんな項目がある。アドレス修正してみるもぜんぜん受け付けない
ExpireTime 80 56 1D E6 F8 01 CA 01 aliases ipaddr CB B5 34 29 (203.181.52.41) → C0 A8 01 E6(192.168.1.230)
- 「NetSetCE」を探すと、ちゃんとホームページがあり、該当のファイルも判明した。「NetSetCE HPC Pro/2000用のダウンロード」(リリース版)Version 1.13 MIPS日本語版【シグマリオン動作確認】
- 「NSCMP113.LZH」を解凍して、「NetSetCE.exe」をsigmarionに移す。インストーラかと思いきや、実行ファイルだった。
- NETWORK設定、HOSTS設定などを登録したら、有効になった。(vxUtilで確認)
- クラリNET-SNSに接続できるようになったが、LOGIN画面の入力が対応しなくて、進まない(^^;)
システム構成 †
- 本体のプロパティで確認できる
Mem:32MB ProgramとDataで共有(初期値半々、調整可能) CPU:MIPS 4000 Family OS:MS Windows CE,Handheld PC Edition Version 3.01 Microsoft Windows CE Version 2.11 Pocket Internet Explorer Version 3.01 Pocket Oytlook Version 3.01
Sigmarion用フリーソフト 2009/7/13 †
- いろいろ確認してみたが、★は必須アイテムだと思う
システムツール †
- 「TRE」★
レジストリーエディタ 有線LANで母艦接続設定する際に必須!
- 「systempath」☆
アプリのpathを指定追加できる つまりCFメモリからの起動が可能になるわけで画期的 もっとも通信中は使えないのでイマイチかも 拡張子cplのファイルはSig上では見えないので要注意 (syspat_cpl で\\sig\windows\コピーしてから、renameして使う)
- 「piermenu」
右クリックメニューが簡単に使えるそうだが、インストール??
NW設定ツール †
- 「vxUtil」★
Network関係の状態確認ツール ipconfig ping が可能!
- 「netset」★
複数のNW設定を保存し、切り替えることができる なによりhosts まで設定できるのはすごい(本体では不可)
圧縮解凍ツール †
- 「Xacrett」
定番なのだが、インストール時の設定に失敗? 動作せず
- 「Tascal_LHA」
インストールはできたが、LZHにしか対応していない(ZIP不可)
- どちらも中途半端で、母艦とファイル共有か、CF経由で対応するしかない
メモリー確認ツール †
- 「sfinder」
やや高機能、グラフ表示も可能 シェアウェアで期限切れがうるさい
- 「shsy」
簡単だが、これで十分か
フォント †
- 「ぱうFONT」★
やや太めで可視性の高いFONT Windowsにコピーしてリセットすればよい ただ、使えるアプリは限られている PocketWord/Excelでは確認
エディタ †
- 「EM_editor」
・未確認 ・ただ、Wordが十分エディタ代わりになるのであえて必要ないかも
添付ファイル: WLAN_driver.jpg 1176件 [詳細] TRE.jpg 1171件 [詳細] VM-NW.jpg 1202件 [詳細] XP_org_reg.txt 1445件 [詳細] sig_org_reg.txt 1118件 [詳細]