Linuxサーバ操作管理編/(1)私のサーバ環境 のバックアップ(No.2)



私のサーバ環境

  • まずは、自宅のLAN構成を見てください。(はずかしながら^^;)
    homelan200608.jpg
    • サーバ機としては、余っているデスクトップPCを活用しています。
    • 使っているLinuxのリストリビューション等は、構築編に書いたとおりです。
  •  サーバルーム(?)の様子
    LinuxSV.jpg
    • Linuxサーバは2台動いていますが、2階の物置みたいな部屋においてあります。右側がクラリNETサーバです。左側は自家用サーバ。
    • なにせ、24時間運転で、ファンの音がうるさいですからね。でも、夏は暑くていられません(扇風機を回して強制空冷しています)。一方、冬は寒くていられません。(寒い方がサーバには良いかも)
    • あとで説明しますが、ディスプレイは共用でキーボードもめったに使うことがないので、立てかけてあり操作するスペースもないわけです。

メンテ環境の基本

  • LAN上の別のPCから、リモートでコマンド操作します
    1. サーバ機のOSインストールは、当然サーバ機の前に行ってやります。
    2. あとのサーバ操作は、原則的に1Fのパソコン(DELL-WinXP)から、「リモート」で「コマンド操作」します。
  • 「リモート」は、わざわざ2Fの窮屈なサーバの前へ行かなくても、居間のパソコンから操作できる点がメリットです。
  • 「コマンド操作」については、そんな面倒などしなくてもよいと思われるかもしれません。
    •  LinuxサーバにはXwindowというGUI環境があるので、それを直接操作するという方法もあります。
    • VCN」というソフトを使って、PC上にLinuxサーバのデスクトップをバーチャルに実現するソフトもあります。
    •  また、最近は、「Webminを使う」という方法もあります。WWWベースの管理機能を実装したサーバソフトで、PCのブラウザで簡単に各種設定を行うこともできます。
  • が、私の場合は、敢えて面倒なコマンド操作にこだわることにしました。
    1. 実は、一番の理由は、最初インストールしたサーバ(RedHat7.1J)のマニュアル本がコマンドモードしか書いてなかったことなんです。泣く泣くコマンドモードで操作して、何とか最低の設定ができるようになっていた、というわけです。
    2. それほど多くのコマンドを駆使するわけでも無いし、まぁ、慣れてしまえば、難しいものではありませんです。
    3. 実は、何よりメンテ環境がシンプルで軽いということが大きなメリットです。
  • Xwindowを快適に動かすには、サーバ機にもWindowsPCと同等程度のハードスペックが要求されます。400MHz程度の中古マシンでもサーバとしてはさくさく動くのに、XwindowをインストールしてGUI操作しようとするとトロクて使い物にならないという経験をしてきました。
  • WebminのようにGUI操作の管理ソフトもありますが、細かい設定についてはメニューが無く、結局はコマンド操作が必要な場合もあるようです。

必要なソフト

サーバ側 ssh

  • インストールする際に、サーバにSSHを組み込み、起動します。
  • サーバソフトの選択時に確認します。多分デフォルトでインストールされます。
  • SSHはSecure Shellの略で、ネットワークを介してサーバに接続する際に、暗号化等の処理を行うものです。
  • 少し前まで、サーバにリモートログインするには、telnetを使うのが一般的でした。最近はセキュリティの関係から、sshが使われます。サーバとクライアントの間でデータを暗号化して通信するので安全なほか、ファイルの転送等の機能も有しており、Linuxサーバでは標準的に装備しています。
  • 細かいなセキュリティ設定はいろいろあるようですが、LANの中なのでデフォルトのまま使っています。(というか、イマイチよく分かっていない^^;)

PC側  Putty と WinSCP

  • PC側で使うのはソフトは、この2つです。
  1. Putty(パティ):リモートでサーバにログインするクライアントソフト、ssh対応
    • PC側のターミナルソフトは、Windowsに標準的についてくる「ハイパーターミナル」でも使えますが、sshにも対応し細かい設定ができる「Putty」を使っています。
  2. WinSCP:コンテンツ関係ファイルをサーバに転送するソフト、ssh対応
    • sshはファイル転送機能があるので、コマンドでアップロードもできますが、ファイル操作は簡便なWinSCPというクライアントソフトを使っています。
    • 一方、WinSCPが機能アップしてコマンド操作も可能になったので、Puttyは不要な様相も呈していますが、私の場合はあくまで、メインはPutty、ファイル転送は補助的にWinSCPと割り切っています。

ソフトの入手先と設定ガイド

putty

  •  本家からダウンロードできます。ただし、英語版は日本語環境で使うと文字化けするので、パッチが必要。
  • インストール
    • 日本語パッチ済み実行版をダウンロードした場合は、適当な場所に解凍し実行するだけです。  
  • 接続や各種設定
    • 上記の「puttyマニュアル」を参考にします。
    • 初めてサーバに接続するときだけ、確認メッセージが出ます。
    • login画面が出ればOKです。
      putty.jpg

WinSCP 最新版は3.8.2

  • 使い方は
    • インストールガイド利用ガイドを参考に
    • サーバに接続して、エクスプローラみたいな画面が出ればOKです。 WinSCP.jpg  左側が、ローカルPC。 右側が、サーバの/home です。

(2006/9/2)


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