Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに のバックアップ(No.1)
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- 1 (2008-11-04 (火) 16:44:51)
- 2 (2008-11-04 (火) 17:45:26)
Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに
#navi(Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに): No child page like: Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに/Foo- 自宅サーバで動かしていたメールサーバ(Postfix+SquirrelMail)を止めて、外部(Google)にホスティングすることにした。
- 実施したのは 2007年9月頃のことだが、遅まきながら記録しておく。内容的には、登録の記録だが、少しややこしかったのである。
移行の背景 †
- WhiteBOXで独自ドメインのメールサーバを構築したときは、恐ろしく苦労したものだ。今、記録[[]]を読み直しても、血が騒ぐ、いや冷や汗が出る(^^;)
- そんなにたいへんな苦労したメールサーバなのに、実はあまり使い道がなかった。個人的には使わないし、むしろ、スパムメールが押し寄せてきて、ウザイという弊害の方が大きかったともいえる。管理ツールもインストールしたのだが、スパムの削除ツールになってしまった。
- そんな頃、「日経network」2007年4月号に『独自ドメイン名でGmailを使う』という記事が掲載された。
- 実は、Googleは2006年頃から個人向けの「G-mail」サービスを始めていた。メールボックスの容量2GBということで、当時としては破格の容量で注目を浴び、しかも、当初は紹介制だったので、なかなかアカウントが取得できず希少性での人気も高かった。(今は、勝手に登録可能だし、他の無料メールサービスでも容量数GBはふつうだが、)
- それとは並行して、SOHO向けの「Googleアプリ・独自ドメイン向け」というなグループウェアサービスを提供しはじめていた。独自ドメインを使って、業務支援をしようという仕掛けである。当然「メール」サービスもあり、独自ドメインでWebmailを運用できるようにするものである。アカウントの作成、変更は自由で、要するに「メールのホスティングサービス」というわけだ。利用ユーザから見れば、メールアドレスが、独自ドメインである以外は、Gmailそのものである。
- そんなわけで、これを利用してメールサーバを自宅からGoogleに預け(追い出し)てしまうことにしたのだ。
設定のポイント †
- 「日経network」の記事を参照したが、Google側の登録画面遷移がかなり変更しており、まずは面食らった。
- 結論から言えば、作業は3段階。ポイントは、以下の②と③である。
①管理者の登録 ②メールの配信設定 自分のドメインのDNSサーバに、Googleの配送先サーバを登録する ③ドメインの所有者であることの証明 CNAME と ホームページHTMLをアップロード の2つの方法があるが、 後者の方が簡単そうで選択
設定の手順 †
- まずは、Googleにサービス申込を行う。(なお、画面イメージはすべて登録当時のもの。)
申請用HPは http://www.google.com/a/
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image①- 「コラボレーションの未来形 - コストも手間も省いた新しいホスティング型アプリケーション サービス」などと大それたタイトルの画面だが、 右上の「機能比較お申込」をクリックする +続いて、Googleアプリのメニューを選択する &ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image②
- 無料は「Standard Edition」のみだから、当然これを選ぶ
- 次はドメイン登録画面
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image③
- 既に独自ドメインを取得しているので、「自分のドメインを使用する」を選択する
- いよいよ申込画面
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image④
- 申込者の情報を入力する。(必須項目のみでよい!)
- 管理者アカウントの設定画面
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑤
- ここで、まずは管理者アカウントを登録する。ユーザ関係は、あとで自由に追加可能だから心配ない
=================== admin @kurarinet.com PW: gglscience ===================
- ここで、まずは管理者アカウントを登録する。ユーザ関係は、あとで自由に追加可能だから心配ない
- 管理者画面に遷移する
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑥
- ここから、管理者向けのコントロールパネルに切り替わるのだが、画面展開がよく分からず、悩んでしまったが、必要なことは、「メールの配信設定」である
- メニュータグの「サービスの設定」を選ぶ
- メールを有効にする方法
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑨
- 登録は終わったかに見えるが、確かに表題に書いてあるとおり、メールが使えるようにするためには、まだやることがある
- ユーザを作成
- メールの配信設定
- ユーザ作成は後回しにして、「メールの配信設定」の「MXレコードを変更」を選ぶ
- メールの配信設定
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑩
- ここは、解説記事と設定情報があるだけなので要注意!
- 実際の設定は、自分のドメインを管理しているDNSサーバ側で行う必要がある。
---------------------------------- MX サーバー アドレス 優先順位 ASPMX.L.GOOGLE.COM. 1 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM. 5 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM. 5 ASPMX2.GOOGLEMAIL.COM. 10 ASPMX3.GOOGLEMAIL.COM. 10 ASPMX4.GOOGLEMAIL.COM. 10 ASPMX5.GOOGLEMAIL.COM. 10 ----------------------------------
- MXレコードの登録
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑮
- 自分の独自ドメインを契約しているValue-domainのユーザページにログインして、「DNS情報変更」を行う。
- メール関係は、タイプ「MX」で、Googleの指定どおり、項番1)、5)~8)に登録したが、1)だけでもよいのかもしれない、、
- 大事なことは、その後、Googleアプリの設定ページに戻り、「変更した」と登録すること!
- ドメインの所有権を確認
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑪
- Googleアプリの設定画面に戻ると、申請者が、確かにそのドメインの所有者であることを確認するための手順が書かれている
- この画面では、「CNAMEレコードを変更」する場合の手順である。DNS登録する際に、CNAME(Alias)登録しておくと、DNSに照会した際に、CNAME登録情報も表示されるため、これを元に所有者確認を行うものである。
C:\>nslookup kurarinet.com Server: ns.kurarinet.com Address: 192.168.1.11 Name: kurarinet.com Address: 192.168.1.201 <-- 解決されたIPアドレス Aliases: www.example.net <-- 'Name:'が本来のAレコードでの名前。 www.example.netがエイリアス(CAMEレコード)の場合には このように表される ------------------------------- -- もう一つ、「HTML ファイルをアップロード」する場合の手順は、以下のように記載されている ----------------------------------------------------------- 1.googlehostedservice.html という名前の HTML 確認ファイルを作成し、 下記のテキストをファイルにコピーして、 http://kurarinet.com/ にアップロードします。 google223496a010c62b3b 2.変更が完了したら、ファイルが http://kurarinet.com/googlehostedservice.html に 表示されることを確認してください。 ------------------------------------------------------------
- すなわち、指定の確認キーを記載したコンテンツをトップページにアップできるのは、当然にも、ドメイン所有者しかいないから、それをもって本人確認とするわけだ。
- 確認用のページをサーバにアップ
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑫
- 「HTML ファイルをアップロード」の方が簡単そうなので、これでやってみる &ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑬
- アップ後、Googleアプリのページで、「アップロード済み」と登録する
- すると、「確認中、48時間かかることがある」というテロップが入る。あとは、ひたすら待つだけ。
- アクティブになったらすること
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑰
- 待つこと、12時間くらい。翌日朝に、管理者画面をチェックすると有効になっていた。
- メールチェックサイト
&ref(): File not found: "" at page "Linuxサーバ操作管理編/(6)メールサーバをGoogleに"; image⑭ https://www.google.com/a/kurarinet.com/
- 管理者の場合は、ログイン後にコントロールパネルが表示されるが、右上の「受信トレー」を開けば、まさしくGmailそのものである。
- 送受信テストしたが、問題なくOKに!
- この段階で、自宅サーバのメール機能は?! と試してみる。
- webmailをチェックしたが、送信系は問題なく動作する。予想通りというか、当たり前だが、着信系は、Googleへ行く
- ユーザ追加
- あとは、どれくらいユーザを作成するか
現アカウントとは別個に作りたい(現サーバの設定があるため) --------------------------------------------- sys-op:science (管理者用、秘匿) matsumura:starbucks (テスト用1、半公開) hikari:lipton (テスト用、非公開) --------------------------------------------- ezm: ======================== 2008/01/05 アカウント追加 OpenPNE管理者用 * 必須項目 姓 * matsumura 名 * eizo ユーザー名 * sns @ kurarinet.com パスワード: opscience ------------------------------------------------------------------ matsumura eizo matsumura eizo さんのユーザー アカウント情報: ? ユーザー名は sns です。管理者がパスワードを設定しました。 ? 新しいメール アドレス: sns@kurarinet.com ドメイン サービスにログイン: ? メール - http://mail.google.com/a/kurarinet.com
- あとは、どれくらいユーザを作成するか