- サーバ切替の準備が整ってきたが、併せて、wiki関係を再編することにした。
- もともとwikiはメンバーのコミュニケーションツールとして導入してみたのだが、kuraさんはblogとして独立して、実質的に残っているのはサーバ構築記録だけである。
- これは一種の技術情報でもあり、公開することにした。 当然、個人情報の記述はマスクする必要があるが。
- また、ezmのホームページみたいな形にして、いろいろ追加していきたいと考えた。誰が見るかは別として(^^;)
- pukiwiのバージョンもあがっていることもあり、最新版をインストールして、再構築した記録である。(2008/07/05 記)
pukiwikiの最新版の導入と基本方針 †
- 最新版はver1.47である。現在利用中のバージョンは 1.4.5 だから、それほどverは進化していないようだ。
PukiWiki 1.4.7_notb 機能面の変化も良く分からない。
- ただ、SNSの外部ブログとしてリンクさせたいので、その点がポイントだった。現行版では対応していないが、最新版1.4.7ではOKだったので、これが決め手となった。また、UTF-8対応版になっており、その点はありがたい。
- その他、skin関係もどうするか悩んだ。気分一新で、新しいデザインにしたいところだが、あまり選択肢がなく、一長一短もあって、結果的に現行のもの「irid_skin」をベースにすることで落ち着いた。
インストールと設定 †
- 最新版のダウンロードURLはこちら。UTF-8版を落とす。
http://prdownloads.sourceforge.jp/pukiwiki/12957/pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gz
- サーバから直接 wget しようと思ったが、なぜか NotFound!に。端末で落としてサーバに転送した
①まず、解凍
[root@kuraric51 html]# tar xzvf /root/pukiwiki-1.4.7_notb_utf8.tar.gz
[root@kuraric51 html]# ls-l
drwxr-xr-x 13 1003 1000 4096 10月 22 2006 pukiwiki-1.4.7_notb_utf8
②renameして、ezm/とする
[root@kuraric51 html]# mv pukiwiki-1.4.7_notb_utf8/ ezm/
[root@kuraric51 html]# ls -l
合計 1264
drwxr-xr-x 13 1003 1000 4096 10月 22 2006 ezm
③各種設定
・初期設定 iniファイルの編集
[root@kuraric51 html]# cd ezm/
[root@kuraric51 ezm]# cp pukiwiki.ini.php pukiwiki.ini.php.org
[root@kuraric51 ezm]# vi pukiwiki.ini.php
変更した箇所は以下のとおり
====
Wikiサイト名($page_title) :ezm
サイトオーナー名($modifier) :ezm
サイトオーナーのwebページ :http://kurarinet.com/
$nowikiname = 1 WikiName auto-linking を無効化 :1
$autolink = 8 オートリンクの最小バイト数を8桁に :8
★管理者パスワードの設定
$adminpass = '{x-php-md5}de03beffeed9da5f3639a621bcab5dd4'; // md5('xxxx')
=====以下は未設定だが、推奨事項である
$auth_users 自分のユーザの登録と、不要ユーザの削除
$read_auth_pages 参照制限ページの設定
$edit_auth_pages 更新制限ページの設定
$search_auth 参照制限ページを検索結果に表示しない
カスタマイズ †
[root@kuraric51 ezm]# vi pukiwiki.ini.php
=====
//$defaultpage = 'FrontPage'; // Top / Default page
//-----2008/06/02---------------------------
$defaultpage = 'WelCome!'; // Top / Default page
- これに合わせて、WelCome! ページを作成する
- skinについては、pukiwikiサイトの自作スキンから、いくつか試してみたが、いずれもイマイチ。
- 結局、現在の「irid」を使うことにした。
- そもそも、skinファイルは追加で組み込んだものなので、そのまま最新版へ組み込めばよい。カスタマイズした個所はそのまま移行できるので、それほど手間はかからない。
- ただ、現行版の文字コードがEUCなので、そのままではエラーが発生し、正常に表示されなし。このため、コピーしたあと文字コードを変更しておく必要がある。
- この一括変換に関しては、ファイルの文字コードをコマンドで一気に変換の記事が、たいへん有効であった。
・現在のirid_skinを、最新版にコピーする
[root@kuraric51 ~]# cd /var/www/html/ezm
[root@kuraric51 ezm]# cp -arp ../wiki/skin/irid skin/
[root@kuraric51 ezm]# cd skin
[root@kuraric51 skin]# ls
cloudwalk iridwire external_link.gif orangebox
external_link.js pukiwiki.skin.php
・文字コードを一括して、UTF-8に変更する
[root@kuraric51 skin]# find -name '*.txt' | xargs nkf --overwrite -w
[root@kuraric51 skin]# find -name '*.php' | xargs nkf --overwrite -w
[root@kuraric51 skin]# find -name '*.js' | xargs nkf --overwrite -w
コンテンツの移行と確認 †
- 問題は、記事や写真の移行である。すべて 現行版 wiki/配下にあるので、ふつうなら○コピーすれば終わるのだが、独自の管理をしていて良く分からない。結局、写真の格納場所も分からなかった。
- どうせ、個人的な情報のチェックや削除作業があるので、割り切ってすべて手作業にした。現行版の編集画面をコピーペーストしてtxtファイルで保存、添付の写真等はそれぞれブラウザで保存する。そして、最新版にあらためて新規ページとして追加していく作業である。
- 全部で40件ほどで、写真も同程度、思ったほど面倒な仕事ではなかった。個人的な情報は基本的にマスク。
カスタマイズ情報のまとめ †
- pukiwiki1.4.7導入にあたり、カスタマイズのポイントを整理したもの。
- skinは、結局、「irid_cludworks」に落ち着いたが、skinファイルの構成が複雑なので整理しておく
[1]ファイル構成
①基本パスは
/var/www/html/ezm/
②初期設定ファイルは pukiwiki.ini.php
③skinファイルは(関係のあるものだけ!)
skin/irid/
+pukiwiki.skin.php
+cloudwalk/
+cloudwalk.css :import設定のみ
+cloudwalk.jpg :header部分の背景
+sky1.jpg :サイドバーの背景1
+sky2.jpg :サイドバーの背景2
+orangebox/
+base_3float.css :メインcss★
+plugin.css :plugin関連のcssか?
+orangebox.css
+color_orangebox.css
④cloudwalk.css の構成
/var/www/html/ezm/skin/irid/cloudwalk/cloudwalk.css
==========================
@import url("../orangebox/base_3float.css");
@import url("../orangebox/plugin.css");
@import url("color_cloudwalk.css");
==========================
・基本的にimport構成である (まとめたいけど面倒なので止めておく)
・メインは base_3float.css
・初回のカスタマイズの、FONTや行間隔等の設定はここにある
[2]主な設定項目
①skinファイルの指定
/var/www/html/ezm/pukiwiki.ini.php
==========================
define('SKIN_DIR', 'skin/irid/');
==========================
・したがって、skin/にあるファイルは全部関係ない
②iridのスタイル指定
/var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
==========================
// 使用するスタイル
$irid_style_name = "cloudwalk"; // iridwire orangebox
==========================
・iridwire orangebox が選べる
③サイドバーの検索窓のサイズ指定
/var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
==========================
<h2>検索</h2>
<input type="text" name="word" value="" size="10" /> <!-- 20 -->
==========================
・検索入力窓は固定幅である
そのため、ブラウザウィンドウ幅が小さい場合スライドバーは比例して縮小するが、
検索窓がその幅に収まらなくなり、記事の下方にずれるという問題があった!
・検索そのものはあまり使用しないこともあり、思い切り半減した
・併せて、AND/ORの文字も改行して分離した
④メニューアイコンの追加
/var/www/html/ezm/skin/irid/pukiwiki.skin.php
==========================
<!---- 2008/06/09 MENU-icon added ------>
<!-- Toolbar -->
<div id="toolbar">
<?php if (PKWK_SKIN_SHOW_TOOLBAR) { ?>
<?php
// Set toolbar-specific images
$_IMAGE['skin']['reload'] = 'reload.png';
$_IMAGE['skin']['new'] = 'new.png';
【以下略】
==========================
・作業の便宜上追加したが、本格運用時は消しても構わない
・レイアウト的には、若干安定性を欠いているが、原因不明
⑤タイトル文字の内容
/var/www/html/ezm/pukiwiki.ini.php
==========================
// 2008/06/27 初期設定
// $page_title = 'PukiWiki';
$page_title = 'Welcome to ezm_home';
==========================
⑥タイトル文字のfontやサイズ等の装飾関係
/var/www/html/ezm/skin/irid/orangebox/base_3float.css
==========================
#header{
font-family:verdana, arial, helvetica, Sans-Serif;
/* 2008/06/29 fontの太さ指定追加 */
font-weight: bold;
==========================
- 以上で終了。なお、アクセス制限はしないで一般公開するが、記事はすべて凍結し書き込みは不可とする。