WhiteBOX設定編/(4)time
Last-modified: 2008-06-30 (月) 15:34:30 (5799d)
時刻の設定 †
運用していて全然気がつかなかったのですが、メンバーのTさんから掲示板の投稿時の時刻が1時間遅れているという指摘を受けました。 あわてて調べた結果が、以下のとおりです。
手動設定 †
- 時刻を手動で修正するコマンドは以下のとおりです。
# date -s 22:16:30
- dateは、現在の時間を表示したり設定するコマンドですが、オプションの -s で時刻設定となります。書式は適当で、2005/02/11 16:18:10 のように一般的に判る形であればOKです。
# clock -w
- これで、ハードウェア内部のクロック(CMOS)にシステム時刻を書き込みます。
NTP公開サーバを利用して自動化 †
- サーバの時計をチェックしたり、時計に合わせる調整するのは面倒です。Linuxにはcrondというプログラムを自動的に実行する機能があるので、これを利用して公開のタイムサーバと同期を取る形で時刻合わせをします。
●設定ファイルを編集 # crontab -e 0 3 1 * * ntpdate -s clock.nc.fukuoka-u.ac.jp 1 3 1 * * clock -w
- 書式は、mini hour day month year [コマンド]の順で、コマンドの実行スケジュールを指定します。* は指定無し。この設定例では、毎月1日午前3:00 / 3:01 に1回だけ実行します。
- 1行目のコマンドは、福岡大学のNTPサーバと同期をとります。2行目で、取得した時刻を、CMOSに書き込みます。
- さらに、合わせ技として、こういう手もあります。(某氏からのご教授!)
0 3 1 * * ntpdate -s clock.nc.fukuoka-u.ac.jp && clock -w
この書式の場合は、ntpdateが無事終了後に、clockを実行します。 万一、ntpdateに1分以上かかることがあっても、これなら安心!という訳です。
- 制御演算子「&&」は AND リストを示し、
command1 && command2
という形式で、 command1 が終了ステータス 0 を返した場合に限り、command2 が実行されます。
- 実に、シェルコマンドは奥が深いなぁ(^^)