DOORmk2/(1)どんなゲーム?
Last-modified: 2009-11-26 (木) 14:36:00 (5478d)
「ドアドア mk2」とは、 †
作者は、 †
- 作者は、天才プログラマー 中村光一である。
- 元は、PC88のゲームだが、彼が高2の時(1882年)にエニックス主催ゲームコンテストでの準優勝作品で出世作とされている。他の機種に移植されながら完成度を上げていった。iアプリにも登場してるそうで、いまだ現役か。
P6版のどこがいい †
- PC60版「ドアドアmk2」の登場は、私の記憶では、かなり遅かったような。(1985年2月発売とある。)ゲームコンセプトはほぼ完成していたせいか、目新しさはさほどないのだが、その「出来映え」はなぜか他機種を凌駕していたと思う。紹介記事の『換骨奪胎』という評が印象に残った。しかも、あまたあるP6ゲームソフトのなかでも最高の出来と言ってもよかろう。
- 特に、P6版では画面構成が際立っていた。解像度が低いという制約を上手にカバーして、大き目のキャラクタを配置して、BGMやサウンドも冴えて、なぜかまったく新しいゲームのような観すらあった。当然にも、各面の多彩な構成やほどよい難度などは引継いでおり、実にバランスのよいゲームだった。
- パッケージには『ファンタジー思考型反射ゲーム』などと難しい分類になっているが、要はパックマン型のアクションパズルゲームである。主人公CHUN(チュン)が、迫ってくるモンスター達をかわしながら、全部ドアの中に閉じ込めてしまえばクリアというもの。通路、はしご、滑り台などで構成される変化に富んだ面が次々と登場し、モンスターも多彩でかわいい。
息をのむタイトル画面 †
- 何が驚いたといって、P6は当然テープ版なのだが、そのロード中にBGM演奏を流しながらフルスクリーンのグラフィックタイトルを延々と上下から縞状に表示していくと言う、本番前のとんでもない芸当だった!
- 何せデカいプログラムで、ロードするのに15分近くかかるのだが、時間待ちのためとはいえ、ここまでの仕掛けというかサービス心には、驚きかつその技術力に驚嘆した。本番もさることながら、これほど前戯でも楽しませてくれるソフトは他にはなかった。
- その後、このソフトをフロッピーに落とす作業に着手したのだが、ハードの限界を超えるようなデータ量と配置を目の当たりにして、最初は呆然自失とした記憶がある。
- テープ構成内容を解析し、メモリ配置を調べて、フロッピー版に組み立てなおすのに1年近くかかったのだが、その間、実に苦しくも楽しい時間を過ごした。これを語らずに、わがP6人生は終わらないと言うのが本稿の趣旨である。