Sigmarion のバックアップ(No.4)


Welcome!

「初代」Sigmarion復活のメモ

  • 長らく放置状態だったSigmarionだが、元々の所有者であるmsoさんのSNS参加を記念してネットワーク環境の復活を試みる。といっても、通信環境を整備してBlog用の写真を撮る程度だけなのだが(^^;)
  • 本気で読み物にする元気もないので、もろメモをアップして、最低限整形でお茶を濁します。

いきなり挫折(^^;) 2009/07/08

  • 5年ほど前に、有線LANで直接接続し、regファイルを相互にインストールするという裏技を見つけて成功したのだが、同じ手順でいけると思ったら今回は完全にこけた。
  • 実は、VistaではActiveSync自体がなくなっていた。年月が進むと同じ環境の再現は難しいと言う話だ。
  • 代替アプリはあるのだが、逆に、初代sigmarionが相手では使えないようだ。
  • Win98Noteを引っ張り出したが、regeditのver違いで受け付けず、裏技が使えない。何せ、サンプルのregデータはver5で作成されており、Win98はver4のため、regファイルを認識せず(上位互換なし)
  • 赤外線通信で直接の母艦接続を試みるも認識せず、Win98側のCOMポートがあわせられない。
  • 万事休すかぁ・・・

仮想マシーンで対応だ  2009/07/09

  • カミさんのXP機を使おうかとも思ったが、何かと面倒!
  • VMworkstation という手があったのだ! Vistaノートを使えばマシンも高速だし、メモリもだぶだぶだから、多少の負荷もさほど苦にならんだろうと、お試し版をインストール。WindowsXP_Proをインストールすることに。
    • 仮想HDD(イメージファイル)8GB(デフォルト)
    • パスは、C:\Users\eizo\Documents\Virtual Machines
    • 「簡易インストール」になり、キーは最初に入力しておき、後は自動
    • インストールは速い 15分程度か!と思ったら、コピー後が長い、、「完了まで33分後」で全然動きがない??
    • リセットしたら、少し戻って再度インストール再開したが、キーは再入力に
    • 後は順調に進んで、なつかしの起動音が、数回再起動して完了か

仮想XPの設定

  • インターネットは接続できたが、IPアドレスが違う
    IPadoress 192.168.204.128
    Default Gateway 192.168.204.2
  • 192.168.1.0 とは通信できない ping はtimed out に
  • VMwareメニューの仮想ネットワークをチェックと3つもある
    VMnet0 ブリッジ
      自動選択されたアダプタにブリッジ
    VMnet1 ホストオンリー 192.168.209.0
     プライベートNWをホストと共有
    VMnet8 NAT      192.168.204.0
     ホストのIPアドレスを共有して使用する
  • いろいろ迷ったが、基本はVMのネットワーク設定だった
    • 「VM」-「設定」ー「ネットワークアダプタ」で、「ネットワーク接続」を「NAT」から変更する。
    • 『ブリッジ:物理ネットワークに直接接続』を選ぶ
  • 仮想_XPのネット設定 アダプタは有線LANのみ
    • IPアドレス、DNS を自動にしたら 192.168.1.110 を取得
    • ping もとんだし、サーバ(kurarinet)も接続できた

有線LANでいきなり母艦接続

  • sigmarionの有線LAN接続
    • 基本的には内蔵ドライバが対応しているので、カードをさせば認識するようだ。母艦接続のためにレジストリを先に追加してしまったが、これはActibeSync用の設定データなので関係ないと思う。
    • IPアドレス自動取得なので、IE起動すれば、いきなりネット接続可能になる。ただし、デフォルトで画像は表示しないので注意。
    • また、セキュリティサイトは、IEが古いので受け付けない(パッチがあるそうだが、未確認。。だめという情報もあり)
    • ただ、母艦接続のためには、手動設定が必要になる。詳細は別記
      ネットワークツール「vxUtil」
      Sigmarion用必須 状態確認やping試験が可能

母艦接続の原理

  • 基本的には、シリアルや赤外線通信などで直結した状態で、相互を認識する(パートナー関係)しておくのが基本(そうすれば、レジストリーデータがきちんと作成される)
  • ところが、シリアルケーブルがなかったり、赤外線環境がない場合はLAN環境ができても、最初のパートナー関係を作ることができない
  • 母艦とパートナー関係ができないと、ソフトのインストールができないという致命的な問題が残る(外部メモリーから直接インストールできる簡単ツールもないわけではないが)
  • そのため、できあいの有線LAN環境のレジストリを使って、一気にパートーナー関係を構築しようと言うのが、このたくらみである
  • ただし、今回用いた母艦用のデータは、regedit ver5(windowsXP)対応、また、sigmarionは初代ベースなので、他の機器組み合わせでは無理と思われる。

レジストリーデータのポイント 」 [#gbcf8846]

  • 今回使ったレジストリデータはいきなりLANでActiveSyncする編から入手したもの。
  • 基本的に、相互のデータを合わせておかないと接続することができない、また接続しても、次の段階(関係確認)ではじかれてしまう。あわせるポイントと修正箇所は、以下のとおり。
    • ①同期キー ”Last Device” 
       [sigmarion]と[母艦]の双方で合ってさえいれば何でもよいが、あちこちに出てくるので、デフォルト値のままで変更しないほうがよい
    • ②コンピュータ名
       LANで接続する際に重要(Wins設定が絡んでくるのだが、後述)
      [sigmarion]
       デフォルトのPC名は「マイハンドヘルドPC」だが、「sigmarion2」にした
       (DataFolderとも合わせておいた。必ずしも必要ないかもしれないが)
       当然、sigmarion自体のPC名も変更する必要あり!
       また、「通信」プロパティのデバイス名も同じく sigmarion2 とした!
      [母艦]
       「ezm-VMXP」とした
    • ③同期ファイルのパス &br: ・同期を取るためのフォルダーを作成、指定する
      [sigmarion]
       「My Document」内の「同期ファイル」がデフォルト(自動的に作成されるようだ)
      [母艦]
      「マイ ドキュメント」 内に「同期ファイル」という名前のフォルダーを作成する
    • ④データフォルダー "DataFolder"
      [母艦]
      "DataFolder"="C:\\Program Files\\Microsoft ActiveSync\\Profiles\\sigmarion2"
       上記パスに対応したフォルダーを作成する \Profiles\sigmarion2 の部分
    • ⑤通信方法
      [sigmarion]
       「ネットワーク接続」とする

sigmarionのレジストリー操作

  • サンプルレジストリの修正箇所を整理すると
    [母艦]
    "{000214A0-0000-0000-C000-000000000046}"="sigmaion2"
     ★sigmarionのPC名を入力
    "Briefcase Path"="C:\Documents and Settings\Administrator\My Documents\同期ファ イル\\"
     ★XP環境に合わせたパス名
    
    [sigmarion]側
    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows CE Services\Partners\P1]
     ★P「1」 1台目母艦 (2台目は P2になる)
    "PName"="ezm-VMXP"
     ★母艦のPC名に合わせる
  • 母艦側は、regファイルをダブルクリックすれば結合更新される
  • sigmarion(WinCE)にはregeditがないので、直接操作することができない。「TRE」というフリーソフトがあるので、それを使う。
  • 「mips版CAB」ファイルをsigmarion上でダブルクリックでインストール完了する。
  • 「ファイル」ー「レジストリの取り込み」で更新結合される。念のため、関連項目を開いて設定内容を確認しておく。
  • なお、解凍ツールがうまく動かないので、事前に母艦側で解凍して、CFメモリー経由でsigmarionに持ち込む

有線LANで母艦接続のまとめ

[母艦]側
①ActiveSync3.5をインストールする
 ・関連フォルダーは、事前に作成しておく
 ・インストール終了後に、レジストリーを結合する
②ActiveSyncを起動する(待機状態)

[Sigmarion]側
①レジストリーの登録
 ・ActiveSyncはインストール済み
 ・レジストリを更新する
②ネットワーク設定の変更
 ・WINSの設定が必要になる (LANでWindows接続が行われるためか)
 ・ネットワーク設定が自動だと、WINSが設定できない
 ・「手動」設定で、以下のように設定する
   IPアドレス          192.168.1.x  【競合注意!】
   サブネットマスク       255.255.255.0
   デフォルトゲートウェイ    192.168.1.1  【ルータのIPアドレス】
   DNS             192.168.1.1  【ルータのIPアドレス】
   WINS            192.168.1.101 【母艦のIPアドレス】
③接続開始
 ・Sig側から接続する
 ・母艦側は自動的に
   「ネットワーク接続」ー「ezm-VMXP」を選ぶ
 ・問題なければ、母艦側のActiveSyncが自動的に起動して、同期完了する 

④問題解決
 ・接続できなければ、名前解決NG    コンピュータ名やWINS設定を確認
 ・接続後NGならば、  同期ファイル等の有無確認
 ・同期ファイルに、何か入れて「同期」を実行  ファイルが転送されればOK

次は、無線LANだ

  • さて、ActiveSync環境はできたし、次は無線LAN環境だ! と思ったが、ここで行き詰ってしまった(^^;)
  • 確かに無線LANのドライバインストールはActiveSyncがないとできないのだが、そもそもsigmarionに無線LANカードを挿すと、今までの有線LAN環境は消えてしまうのだ
  • シリアルか赤外線通信でActiveSyncがないとダメだったんだ!(そういえば、前回、有線LANの後で、わざわざ赤外線でActiveSyncを作ったことを、今頃思い出した!)
  • 改めて考えてみたが、
    • Vistaでは、そもそも初代SigmarionとはActiveSync接続環境が作れない!! 
    • VMXPでは、赤外線通信がない? デバイスが表示されない 面倒!!
  • ActiveSync経由インストールは不可能という結論になってしまう

ドライバの直接インストール方法

  • sigmarion単体で可能な方法は、ちゃんとある!
    • CE用exeファイル、CABファイル の場合、そのままダブルクリックすればよい
    • TREなどはそうだった mips版CABさえあればOKだ
  • PC用exeファイルの場合は、母艦PCで実行してActiveSync経由でインストールなのだが、実は抜け道があることがわかった
  • 先ほどのWindowsCE機のソフトウェアインストール方法の「■7.PC用.EXEファイルの場合 その3」で、ActiveSyncがなくてもできる!
  • 手順は以下のとおり
     ①PC上でEXEファイルを実行する
     ②当然、ActiveSyncがないので、インストールは中断する
     ③ただ、インストール用のCABファイルまでは作成される
     ④その場所は、Program Files」-「Microsoft ActiveSync」に新フォルダーが
     ⑤これをSigmarionにCFメモリでコピーして、実行すればOK

無線ドライバのインストール

  • Pciの無線LANカード用のドライバは、前回どおり「Windows CE 2_11対応Compaq WL100無線PCカードドライバ1_04_05A」を適用する。ファイル名は SP15585.exe
  • これを実行すると、単に解凍されて Setup211.exe ができる。これがインストーラー本体である
  • これをVMXP上で実行すると、インストール画面になるが、途中でSTOPする
  • しかしながら、上記④の当該フォルダーをチェックすると、ちゃんとCABファイルができている!!
     C:\Program Files\Microsoft ActiveSync\ の中に、
     Compaq Computer Corporation\WL100_WINCE211 というフォルダーができて
     この中に多数のCABファイルが生成されている
     ただし、どれがmips対応版かはわからない
  • ActiveSyncとは別に、母艦とSigmarion間でファイル共有が簡単にできた!
     Sigmarion側で、ファイル名を指定して実行で、「\\ezm-VMXP」打ち込む
  • これで、すべてのCABをSigmarion側へコピーして、片っ端から実行してみる
  • 唯一、「WL100.4000.CAB」が実行可能で、インストール完了!「WL100 settings」というアプリアイコンができている

無線LANカードとドライバのリンク

  • で、おもむろに無線LANカードを挿入すると、「認識されなかったPCカードアダプタ」でアダプタ名を入力するよう言われる
  • これには困ってしまった(^^;)結局、前回も同じトラブルに遭遇していて、メモに記録が残っていた!!
    ドライバ名を「WL100NDS.dll」と入力する!!!

無線LAN設定

  • これで、正常に認識され、無線LANの設定をすれば接続開始
      SSID:I-xxxx-XXXX (現在のAPのSSID)
      WEP:使用しない
      11Mbs 
  • なお、アクセスポイント側の「MACアドレス登録」設定は残っていたので、問題なく接続開始した。
  • 無線LANでファイル共有をやるためには、同じくWINS設定が必要。<コンピュータ名のWindows名前解決のため>
  • IPアドレスは手動設定となることは、有線LANと同じ。「コンパネ」「ネットワーク」で、無線LANアダプタを選び、「プロパティ」設定する

IEのセキュリティアップ

  • Pocket Internet Explorer 3.0はセキュリティ強度が低いため、かなりの認証ページで接続できなくなる
  • 128bit対応にするアップデートがMicrosoftから提供されている
  • ネット情報ではダメだったと言う話があり放置していたが、試してみる。
  • ダウンロードした「128bitHPC.exe」を、そのままVMXP上で実行した。本体のLANケーブルが外れていたので途中で停止してしまったが、コードを接続した瞬間に、Sigmarionにインストールされた!(つながっていなくても、再開するのだ!)
  • これで、Yahooメールなどもチェックできるようになった!

hostsファイル

  • 自宅サーバへの接続に困る、SNSには入れない
  • 探すと、こんな情報が・
    3.22 hostsファイルの場所
     質問
     WinCEって、hostsファイルに相当するファイルってあるのでしょうか。  
     回答 
    \\HKEY_LOCAL_MACHINE\Comm\Tcpip\hostsというものがあるみたいですね。ここに、
    [ホスト名](キー)
    ipaddr(長さ4桁のバイナリ)
    aliases(テキスト)
    というものがあります。
    私の場合、NetSetCEというIPアドレス切り替え用ソフトウェアを使って、HOSTSの登録を行っています。
  • で、レジストリをチェックしてみるとこんな項目がある。アドレス修正してみるもぜんぜん受け付けない
    ExpireTime
    80 56 1D E6 F8 01 CA 01
    aliases
    
    ipaddr
    CB B5 34 29 (203.181.52.41)
     → C0 A8 01 E6(192.168.1.230)
  • 「NetSetCE」を探すと、ちゃんとHPが見つかった
  • NetSetCE HPC Pro/2000用のダウンロード(リリース版)】Version 1.13 MIPS日本語版【シグマリオン動作確認】を入手
  • 「NSCMP113.LZH」を解凍して、「NetSetCE.exe」をSigmarionに移す。インストーラかと思いきや、実行ファイルだった。
  • NETWORK設定、HOSTS設定などを登録したら、有効になった。(vxUtilで確認)
  • クラリNET-SNSに接続できるようになったが、LOGIN画面の入力が対応しなくて、進まない(^^;)

システム構成

  • 本体のプロパティで確認できる
    Mem:32MB ProgramとDataで共有(初期値半々、調整可能)
    CPU:MIPS 4000 Family
    OS:MS Windows CE,Handheld PC Edition Version 3.01
          Microsoft Windows CE Version 2.11
          Pocket Internet Explorer Version 3.01
          Pocket Oytlook Version 3.01

Sigmarion用フリーソフト  2009/7/13

  • いろいろ確認してみたが、★は必須アイテムだと思う

システムツール

  • 「TRE」★
     レジストリーエディタ
     有線LANで母艦接続設定する際に必須!
  • 「systempath」☆
     アプリのpathを指定追加できる
     つまりCFメモリからの起動が可能になるわけで画期的
     もっとも通信中は使えないのでイマイチかも
     拡張子cplのファイルはSig上では見えないので要注意
     (syspat_cpl で\\sig\windows\コピーしてから、renameして使う)
  • 「piermenu」
     右クリックメニューが簡単に使えるそうだが、インストール??

NW設定ツール

  • 「vxUtil」★
     Network関係の状態確認ツール ipconfig ping  必須!
  • 「netset」★
     複数のNW設定を保存し、切り替えることができる
     なによりhosts まで設定できるのはすごい(本体では不可)

圧縮解凍ツール

  • 「Xacrett」
     定番なのだが、インストール時の設定に失敗? 動作せず
  • 「Tascal_LHA」
     インストールはできたが、LZHにしか対応していない(ZIP不可)
  • どちらも中途半端で、母艦とファイル共有か、CF経由で対応するしかない

メモリー確認ツール

  • 「sfinder」
     やや高機能、グラフ表示も可能
     シェアウェアで期限切れがうるさい
  • 「shsy」
     簡単だが、これで十分か

フォント

  • 「ぱうFONT」★
     やや太めで可視性の高いFONT
     Windowsにコピーしてリセットすればよい
     ただ、使えるアプリは限られている PocketWord/Excelでは確認

エディタ

  • 「EM_editor」
    ・未確認
    ・ただ、Wordが十分エディタ代わりになるのであえて必要ないかも
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