Vista のバックアップ(No.3)
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- Vista へ行く。
- 1 (2009-08-24 (月) 14:22:54)
- 2 (2009-08-24 (月) 15:20:36)
- 3 (2009-08-24 (月) 15:20:36)
Vista移行Tips †
- 2008年暮れにデスクトップPC(DELL XPS420) を、2009年3月にノートPC(HP Pavilion dv3500)を買い換えて、立て続けに2台 XPからVistaに移行することになった。
- XP から Vista への移行は、要求ハード仕様の高さやユーザインタフェースの変わり様など、とかくハードルが高いと言われていた。 私の場合も XPが十分使えていたから、評判の芳しくないVistaは敬遠する格好になり、それまでの買替えスパン(約3年)を超えて使い続けていた。Windows7がもう見えていた頃だから、も少し待てばよかったのかもしれないが(^^;)
- 必要に迫られてOSの入替え経験をしたわけだが、実際にVista機の使い始めてみると、いろいろと気に障ることも少なくなかった。
- Vista後継のWindows7はVistaとの親和性も高くて意外と抵抗なく移行できそうであるが、どちらにせよ、XPからの坂は、いつか一度は、超えなければならないと思われる。
- システム関係のカスタマイズやアプリの適合性などをまとめておいた。基本的にデスクトップ機(Vista Home Premium SP1)のセットアップがベース。(2008.12~)
システム関係のセットアップ †
HDDのパーティッション †
- 内蔵HDDは500GBであるが、データ管理上パーティッションを分けて使いたい。これまでもそうしてきた。
- 容量と使い方は、次にのように3つに分けようと考えていた
内蔵HDD 500GB(うち、Backup領域 10GB) C:sysytem 100GB システム、主要アプリ D:data 100GB WORK(常用データ、ダウンロード) E:data2 300GB 保存データ
- 市販のパーティッションツールとしては「Acronis Disk Director」等いろいろあって、Vista対応などが気になるところだが、問題はそうではなかった。
- アプリの問題ではなく、DELL-PCの仕様らしいが、出荷段階で、規定3パーティッションが既に存在しており、追加パーティッションは1つしかできないことが判明した。この3つ目のFAT16 がクセモノなのだが、どうにもならない。
C:425GB D:15GB(Restore用) ?:78.41MB(FAT16) ・・・???
- 割り切って、500GBを半々にして、システムとデータで分けることにした。
- また、パーティッション機能は、VistaOS自体に含まれていた。
- 「コントロールパネル」ー「管理ツール」と進み、「コンピュータの管理」ー「記憶域」ー「ディスクの管理」
- この『拡張/圧縮』が、パーティッションの作成と削除である。何ともわかりにくい用語だ。
&ref(): File not found: "vista_part.jpg" at page "Vista"; - これは、最終的にパーティッションを切った状態。最後の1GBは、USBの外付けHDD(XPのバックアップデータ)である。
- 市販ソフトと比べるとスピード感がないとか、操作手順も洗練されていない感じがするが、機能的には使える。どうせ、一度きりの作業だから割り切ればよい。まぁ、OSに内蔵されたと言うところがポイントか。
許可確認の停止 †
- とにかくセキュリティが厳しくなり、何か少し変わった操作をしようものなら、そのつど管理者としての確認を求める画面が飛び出してくる。
- とはいえ、「落石注意」程度の単なる注意喚起なのだが、初心者には一応立ち止まるという抑止効果があると言えなくもない。
- それにしてもうるさい。しかも、デスクトップ画面も突然暗転してギョッとするおまけ付け。新規インストールの際はともかく、起動するたびに確認されてはたまらない。システム関係のソフトはことごとく対象で、フリーのDefragツールですら対象になるのだから。
- これを止めるのは簡単!
- 「コンパネ」ー「ユーザ」で『ユーザ制御機能』をOFFにするだけ。その後、再起動が必要!
- ただし、タスクバーにセキュリティセンタの警告が常時出るようになる。これは、もっとうっとおしい。大きなお世話なのだが、常時表示の警告は、わかっていても気持ちが悪い。
セキュアデスクトップを無効に †
- というわけで、せめて管理者確認の際の「画面暗転」だけでも止めるテクニックを見つけた。これで、ギョッが半減するかも
- これは、レジストリの変更で、かなり深いキー
「HKEY_LOCAL_MACHINE」 - 「SOFTWARE」 - 「Microsoft」 - 「Windows」 - 「CurrentVersion」 - 「Policies」 - 「System」 『PromptOnSecureDesktop』の値を 「1」(規定)から → 「0」に変更
- 再ログインで有効になる。 まぁ、暗転も、慣れてしまえば 恐くないんだけど。そしたら注意喚起の効果もないということだが(^^;)
ごみ箱を削除しない †
- Vistaのゴミ箱の右クリックメニューには、「ごみ箱を空にする」とは別に「削除」なる項目がある。
- XPにはないものであるが、つい間違ってクリックしてしまう。とたんにデスクトップからゴミ箱アイコンが消えてしまうので大騒ぎ!
- もどし方は簡単なのだが、いちいち面倒。そもそも、Windowsユーザにゴミ箱を消す習慣があるのか!? そんな要望があったのかと言いたい。。要らぬことをするもんじゃない(怒)!!
- 誰しも悩みは同じで、「Windows Vista でごみ箱を間違って削除しないようにしたい」 でレジストリ操作で対処する方法が見つかったので、速効で実施した。
①まず、以下のキーを見つけて、 HKEY_CLASSES_ROOT CLSID {645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E} ②その配下に新規キーを作成する(階層深いので注意!) -shell -delete -command ③その command キーの値編集で以下を入力する "C:\Windows\system32\rundll32.exe" Shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,@Web
- 何やらオマジナイめいているが、確かに効く
ショ-トカットに「-ショートカット」を付けない †
- これはXPの頃から気になっていたが、ショ-トカットを作るたびにそのアイコン名に「○○-ショートカット」と長ったらしい名前が付く。
- アイコン自体のデザインで違うのだから、別に必要ないのにと思いつつ、いちいち手で消していた。
- これを最初から付けない方法を見つけて、実行。やはりレジストリ操作。
①このキーを見つける 「HKEY_CURRENT_USER」 - 「Software」 - 「Microsoft」 - 「Windows」 - 「Currentversion」 - 「Explorer」 ② その配下に、新規キー「link」を作成 - link ③規定値を変更する 規定値「xx 00 00 00」(xxは区々) → 「00 00 00 00」に変更
- 再ログインで有効になる
電源ボタンの動作変更 †
- 「スタート」ボタンで現れる電源ボタンは、XPではシャットダウンだったが、Vistaでは「スリープ」になっている。
- なんだか、次回の起動がスムーズだと言ってるが、それでVistaは高速起動!と宣伝してるなら詐欺だわ!
- これも大きなお世話だと思いながら、右横のプルアップメニューから「シャットダウン」を選んでいたが、設定変更ができるのだ。『WindowsVista 設定カスタマイズ完全攻略』(技術評論社)のTips
「コンパネ」ー「電源オプション」にある「[スタート]メニュの電源ボタンの操作選択」で 「電源ボタンの設定:」等の項目をクリックして、『シャットダウン』を選ぶ&br;
- ただ、市販の電源管理ソフトなどを使っている場合は、メニューのありかが少し異なるようだが、とにかく「電源ボタンの操作」という項目を見つければよい。
簡単ファイル共有 †
- Vistaでも、従来どおりフォルダー単位のファイル共有が可能だが、やり方が少々違う。
- XPでは、フォルダー右クリックで、パスワードなしで読み書き自由の共有開始が1画面の操作でよかったが、Vistaはやや面倒。
- 他のPCからVistaにアクセスできるようにするには、
① フォルダーの右クリック「プロパティ」の「共有」設定画面から ユーザ「Everyone」を追加し、許可レベルを「共同利用者」としてから、 「共有」ボタンを押す (これで、パスワードなしのアクセスユーザができる) ②「ネットワークと共有センタ」(コンパネにある)を開き、 「パスワード保護共有」を「無効」にしておく必要がある ★ (これをしないと、フォルダーは見えるが、開けない)
- そもそも、同一LAN内のPC間でファイルをやり取りするだけなので、デフォルトでシビアなセキュリティを要求するのはどうかと思うが、、
- VistaからXP等にアクセスする場合は、従来どおり。ネットワークアイコンをクリックして、表示されるコンピュータをたどっていけばよい。
- なお、VistaとWindows98系との間では、ファイル共有は不可能になってしまった! きっと、もうWin98等は使うなと言うことだ!
[送る]メニューの追加・整理 †
- XPの時は「Documet and Settings」と言うフォルダーで、ユーザやアプリの設定データを管理していたが、Vistaではこの構成が変更になった。そのフォルダーはなくなって、代わりに「ユーザ」というフォルダーで管理されている。
- [送る]メニューのありかで言えば
[マイコンピュータ]→[ローカルディスク(C:)]→[ユーザ(Users)] →[ezm(ユーザ名)]→[AppData]→[Roaming]→[Microsoft]→[Windows]→[SendTo]
- ここにショートカットを追加していけばよい
アプリ関係のセットアップ †
インターネット関連ソフト †
ブラウザ †
- そのそもIEは嫌いなので使っていない。フリーのLunascapeをそのまま使った。XPからお気に入り等をコピーしてそのままインポート。
- GoogleChromeも、SNS用に使っているので、追加インストールした
- なお、フィントはいずれもVista標準の「メイリオ」に変更した
- 例によって、hostsファイルを変更しておく必要があるのだが、これには少し悩んだ。
- ファイルの場所はXPと同じで問題ないのだが、
\C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
- ただ、エディタでこのファイルを開くところは何事もなく、いざ修正しても上書きが保存しようとすると、ただ、「保存ができません!」と冷たいメッセージが返ってくるだけ。これには、焦った(^^;)
- エディタに限らず、アプリを起動するときの右クリックに「管理者として実行」とオプションがあり、これで起動しないとシステム領域のファイル操作ができないと言うことらしい。先ほどの「許可確認」の警告機能と裏表の話みたいだが、ならば、hostsファイルを最初に開く時にちゃんと警告を出して下さいよと言いくなる。
Windowsメール †
- メールソフトは、OutlookExpressを使っていたが、Vistaではその名もアイコンも変わって「Windowsメール」となった。
- OutlookExpressからの移行は問題ない。きちんとエクスポート/インポートすればほぼ完璧に再現
- ただ、振り分けのルールは移行できなかったような?
XPソフトの互換性 †
- XPで使っていた年賀状ソフトやフリーソフトなどはあまり問題はないようで、ほとんどがそのままインストールできて動いた。HPではサポート対象外等と書いてあるが、あわてて買い換える必要はあまりないのだ。
インストール時の失敗は †
- 「送る」の設定でも書いたが、ユーザやアプリの設定データ管理フォルダーが変わったので、古いアプリではインストールに失敗することがあるのかもしれない。
- 実際MSもそういう事態を想定しているようで、インストールの問題だけであれば、「インストーラーを互換モードで起動」という対応がある。古いソフトのインストールで失敗したら試してみたらよいと思う。
- WzエディタのXP対応版(Ver.5)の場合はそうだった。ふつうに実行すると失敗するが、右クリックの 「プロパティ」-「互換性」 ■「互換モード(WinXPSP2)で実行」にチェックを入れれば問題なくインストールできた。その後の動作は、通常のVistaモードで実行してOKだし、アップデータも実行したが問題なく終了した
ヘルプファイルが表示できない †
- また、、「Windows Vista では、拡張子 hlp のヘルプファイルを表示でいきない」らしい。その理由ははっきりしていて、Windows ヘルプ (WinHlp32.exe) プログラムが必要なのだが、Vistaには含まれていないとのこと。 Vistaからヘルプファイルのフォーマットを勝手に変えてしまったマイクロソフト側の問題である。
- で、結局はWindows Vista 用 Windows ヘルプ プログラムを配布してるんだから、何だろうって話なのだが、、、
- まぁ、ヘルプファイルなんてそれほど見ることもないのだから、これも割り切れば、たいていは結構使えると言うことで(^^)
まとめ †
- 移行記録と言うより、Vistaの感想みたいになってしまった。まぁ、気に障ったいくつかの問題の回避方法が参考になるかも。
- もっとも、既に、Windows7では解決してるのかもしれないが、、(^^;)