Old Mac のデータ移行 のバックアップ(No.3)
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- Old Mac のデータ移行 へ行く。
- 1 (2009-08-21 (金) 22:26:47)
- 2 (2009-08-21 (金) 22:29:22)
- 3 (2009-08-22 (土) 11:41:25)
- 4 (2009-08-22 (土) 11:41:25)
Old Mac のデータ移行 †
- Basilisk や Sheepshaver を使ったOldMacのエミュレータの動作環境はほぼ整った。
- 次は、既存のマシーンのHDDやMOデータなどを吸い出しておけば、本体が壊れても何とかPC上で再現できる形になる
- OldMac用のディスクイメージをどう吸い出して、保存するかが次のポイントである
- 幸いOldMacintoshのシステム上の特徴と言うか、Windowsと違って絶対すごいところだが、複製が簡単なのだ。特別なソフトを使わなくても、とにかくシステムでもアプリでもフォルダー毎全部コピーしてあげれば、そのまま起動ディスクになるのである。 (Windowsだとレジストリがあるので、イメージソフトを使わないと、全ファイルをコピーしても動作しない。)(2009/07/28)
OldMac環境 †
- まだ動いているOldMacは4台ある
- ClassicⅡ[MacOS 7.6] 2008/6頃、市松Macになって起動せず、修理見込みなし
- Performa6210[MacOS 8] まだ動く、ディスプレイアダプタがあって助かった!
- PowerBook1400c[MacOS 9] これもまだ動く
- iMac(Rev.A)[MacOS 9] しばらく起動していない、不安
- この4台のHDDをいかにイメージファイル化するかだ
イメージファイルの構成 †
- Basilisk は 「HFV」という形式のイメージファイル化である。拡張子は 「.hfv」
- Basilisk起動時に任意のサイズで新規作成できる。まず、CDで起動してフォーマットすれば独立した新規のHDドライブとして認識されるので、マウントされたデスクトップ上で通常のファイル操作が可能である。
- SheepShaverも同じ構成なのだが、イメージファイルの拡張子が異なる「.img」
- 拡張子が違うが実際は同じものみたいで、renameすればそれぞれのMacエミュレータでは認識できた。
- ただ、このイメージファイルは単一ファイルなので、ベースとなるPC上では内部のファイル個々を直接操作することができない。
- ここで「HFV explorer」というツールが登場する。これは、PC上で動くHFVブラウザで、Basiliskを起動しなくても、個々のファイルの追加削除等が可能である。
- しかし、SheepShaver用の「.img」ファイルの場合は、MacOSXで直接開けるので問題ないのだが、PC用のツールはないと言うわけで、なかなか一筋縄ではいかない(^^;)
oldMac → PCへの移行の困難さ †
- 複製は簡単なのだが、まずはoldMacから抜き出したファイルを、どこで仮想ファイル化するのかと言う問題がある
- ちなみにHDDサイズは、Performa6210で約1GB、iMacは4GBである。OldMac本体HDD自体に余裕があったり、DVD-Rでも使えれば何とかなるが、そんな環境はそもそもない
- とれなれば、現在使っているPC上に持ってきて、そこで何とかしたいところだ。
- OldMacの標準I/Fといえば「SCSI」だが、受け取るPC側には、いまどきそんな環境はない。
- USB-SCSIの変換コードという手はあるのだが、古い物なのでVista用のドライバがなかったり、仮想XPマシンでは、認識できない。さらに、物理的に接続できたとしても、PCからMacデバイスを操作するためのソフトも必要になるが、それも昔のものしかないい。
- 気張ってWindows98マシーンにSCSIボードを入れて構築もしてみたが、やはりMac-MOやMac-HDDを直読みすることはできない。専用の読み書きソフトが必要なのだ。
- 頼るはLAN経由でも可能だが、Mac側速度が10Mbしかなく、なんとも遅い
- 3日ほどモンモンと試行錯誤の結果、やっぱりLAN利用で行くことにする。
OldMac本体データの移行手順 †
■ Performa6210、PB1400c †
- VistaPC上で動かしたBasilisk_MacOS7を使ってLAN経由でファイルコピーした
- VM-XP上で起動した仮想Mac(Basilisk)をLANに接続する
- Basilisk上に新規HDDイメージ(oldMac本体と同一サイズ)をマウントする
- AppleShareを使って、OldMac本体からすべてのファイルを新規HDD上にコピーする
- コピーが終わったら、起動ディスクを変更して、Basiliskを再起動
- VM-XP上のHDDイメージを、HostPCにバックアップコピーして保存する
■ MO †
- ClassicⅡは、起動している間に内蔵HDD(約100MB)をMOに吸い出しておいたものがある。
- それをPerorma6210接続して、後は同じ手順でコピー
- Performa6210本体にSCSI接続したMOドライブをマウントする
- 適当なサイズの新規HDDイメージを作成しフォーマットする
- 以下は、本体データの移行と同じ手順(必要により数回繰り返す)
■ iMac †
- 当初は、Vista機上ではSheepShaverが動作しなかった(MacROMエラー)ので、VistaPCをプラットフォームとして使うことができなかった。
- では、Mac miniということにあるが、こちらでSheepShaverを起動しファイル共有を試みるもNG! 実は、SheepShaverのEtherポートの設定上の制約があり、仮想LANアドレスになってしまい、直接AppleShareが使用できないことがわかった。(10.0.2.x というアドレスで、ローカルLANでは接続できない)
- VM-XP上のBasiliskiはAppleShareが可能なので、こちらに仮想ディス4GBを新たに作成し、LAN経由でコピーを試みるも、なぜか?速度がめちゃ遅いのでがっくりして落ち込む
- いろいろ悩んだが、逆に、Mac mini のOS Xとの間で直接にファイル共有が可能になった!
- しかも、LANがけっこう高速ではないか!! ファイル名の文字化けもなく、アイコンもちゃんと表示されている
- そこで、iMac → /usr/ezm 配下に適当なフォルダーを作成し、そこへ直接コピーする。
- ただ、システムフォルダー系のファイルコピーは一部NGになり多少手作業でチェックが必要となる。(Macのファイル名に特殊文字が付いていたためだったが、この辺は個別に対処するしかない)
- と言うことで、ファイル自体は全部抜き出しできたのだが、その次は、どうやってイメージファイル化するかで行き詰ってしまった。
Macmini上でのiMacイメージ構築 2009/07/30 †
- BasiliskもSheepShaverも、仮想Mac上にホストPC(Mac)のHDをマウントする機能があるので、これを使うことを考える
- MacminiでSheepshaverを起動し、仮想MacOS8.6上で、マウントされた親機であるMac miniのOSXディスクを開くところまではよかった。だが、その先がNGだった!!
- そもそも、Sheepshaver上にマウントされるOSX側は、Linuxベースのファイル管理であり、アイコンも異なりファイル名も文字化けしており、手も足も出ない。無理やり、ドラッグ&コピーを試みるも、そのファイルは存在しないとエラーになるだけ。
- あちこち調べてみたが、同じようなことが記事がありあきらめかかった、犬棒の例えで、『まずは「のんべんだらり」から』 で意外なヒントを見つけた
==【 打開策 】=============== SheepShaverGUI上で作成した.imgファイルを、SheepShaver上のclassicOSで イニシャライズした後、その.imgファイルをOS10.5上で開き、そこにあらかじめ oldマシンに新規インストールしといたシステムデータを、外部記憶装置経由で 放り込んでからSheepShaverを再起動させたら(勿論起動設定変更はしといた) さくっとclassicOSが起動した。 ※インストールCD→iMac DVモデル/OS8.6 & iBook/OS9.0.2のどちらとも上記のやり方で動いた。
- SeepShaverで作成した新規HDD.imgはOSXで開くことができるので、そこへ直接ファイルをぶち込めばよいと言うことだ!
- ■手順を整理すると
1)SheepShaverGUIで、仮想HDD「iMac.img」(約4GB)を Create する 拡張子(.img)が重要! 後で、OSXで開く(マウントする)ため!! 2)SheepShaverを起動し、そのHDDを初期化する 名称は、もとの iMacの名称「Macintosh HD」に合わせておく 仮想iMacから起動したとき、DragThing(エイリアス)などが動かなくなる 3)いったんSheepShaverを終了し、OSXで iMac.img をダブルクリックする OSX上で、仮想iMacが、「Macintosh HD」としてマウントされる 4)このマウントされた仮想HDの属性を、日本語に変更しておく さもないと、コピーできない(ファイル名が長すぎるとか、エラー) 5)OSXのiMacコピーフォルダー(iMac20090729)から、 マウント仮想HDに、フォルダー毎ドラッグすれば、コピーできる 6)完了後、SheepShaverで開けばOK
- ということで、oldMacのファイル抜き出しと仮想ファイル化が完了した。
- これらのイメージファイル(.HFV .img)は、PCに転送すれば、そのままPC側のMacエミュレータでも動作する。
- 一応システムとしては起動するのだが、実はすべてのソフトが動作するわけではない。この辺の探求は、これからの楽しみと言うことにしておく(^^;)
【補足1】 imgファイルの扱いについて †
- ただし、上記(3)の、OSXでimgファイルをマウントする時に★重要な注意事項★がある! さもないと、日本語名ファイルが扱えない、文字化けして致命的な事態に!!
・マウントした直後に、いきなりダブルクリックしてはダメ! ・「ファイル」-「情報を見る」-「エンコーディング設定」を変更 ★ 『欧米』 → 『日本語』 ・マウントイメージのアイコンがいったん消えるが、再度出現する ・これで、日本語ファイル名が扱えるようになる!
- さらに、別の注意事項もあったので、
(その中に格納された情報は、SheepShaver起動時にのみ読み込まれるから、 新しいファイルを追加した場合はいちいち再起動をかけなければならないけれども..) ただし、一度でもClassicOS上にてファイルの更新がされた場合(←多分)OS10.5上で .imgファイルを開こうとすると「壊れています!」とアラートが出てくる。 とりあえずdiskは開ける。読み込みはできるけれども、書き込みが出来なくなる。
- これは、SheepShaverを起動したまま、ファイルを追加しても、追加した分は、SSを再起動しないと認識されない、Sheepshaver上でファイル更新がされると、OSXでは.imgに書き込みができなくなると理解される
- もし追加の必要があれば、小さい仮想HD(img)を作成し、そこを経由して元の仮想HD(img)にSS上でコピーすることは可能ではないかと思う!!
- いずれにせよ、最初のOSX上のファイルは原本として保存しておけばよいだけだ
【補足2】Mac mini とのファイル共有 †
- Mac mini上で吸い出したHDDデータをバックアップしたり、仮想XPで吸い出したHDDイメージをMac miniにコピーしたりで、Vista とOSX 両者の共有設定を整理した
- Mac mini側のOSXではsambaが動いているので、Winodwsとのファイル共有は、実は意外と簡単である ( 2009/07/21)
Vista と OSX †
- OSX(mac mini)をサーバに見たたて、Vista側から接続をかけるのが簡単。ファイルコピーは双方向で可能。
- Mac mini側は、設定でWindows共有を開始するだけ
- その際、ユーザ名、パスワードは設定しておく
- Vista側は、レジストリー変更(LAN Manager 認証レベルの値)が必要
- OSとしてのセキュリティが強化されたため、デフォルトでは受け付けず、少しレベルを下げる必要があるようだ
- 詳細はNet情報あり。PCヘルプデスク 『VISTAからマック OSX、その他NAS(ネットワーク型ハードディスク) の共有フォルダにアクセスできない。』 の記事が参考になる。
- 実際のVistaからの接続方法は、エクスプローラのアドレス欄に、Mac mini のIPアドレスを入力すればよい
¥¥192.168.1.xxx (Mac mini のIPアドレス。¥は半角文字で)
OldMac と Macmini †
- OldMac(MacOS8~9)側のセレクタで「AppleShare」をクリックする
- 「○○○○のコンピュータ」というのがMac miniのこと
- これを選んでOKすると、login画面になるので、ユーザ名/パスワードを入力
- これで、Mac mini 上のデバイスが見える
ezm :/Users/ezm のディレクトリ Basiliskが起動していると、その「Macintosh HD」等も見える
- 選んでクリックすれば、デスクトップにマウント。開けば、読み書き可能で割と高速
- 機種ごとの挙動
- OS9の iiMac PB1400c は、OSXに直接ログインできる
- OS7.6 のPerforma6210は、セレクタでOSXは見えるのだが、AppleShareプロトコル(AFP)が異なるためか、エラーで接続はできない
- VM-XP上のBasiliskマシンからなら、接続可能である
- ただし、BasiliskのEthernet設定に注意! GUI設定で、「ローカルエリア」を選ばないと、10.0.2.xxx という仮想アドレスが割り振られてしまうので注意!