CentOS51でバックアップサーバ/(1)ネットインストール のバックアップ(No.2)



インストールと基本設定

ネットインストールとは

  • サーバの基本構成は、言わずと知れたLAMPである。
    • L:Linux CentOS5 (最新版は,ver5.1に)
    • A:Apache httpd 
    • M:MySQL 
    • P:php 
  • まずは、OSのインストールであるが、今回は「ネットインストール」を試みた。定番の 参考サイト「CentOSで自宅サーバ構築」では、まったく触れられていない。たまたま、CentOS5をインストールしよう その1というサイトの記事を見つけて、へぇ~、こんなインストール方法もあるんだと興味を持ったもの。
  • CentOS5のインストールCDは6枚組である。Linuxは無料なんだから、そんなことで文句を言ってはバチがあたるというもんだが、とはいえ半端ではない。ダウンロードして、CD-Rに焼いてを6回繰り返すわけだ。しかも、いったんインストールしてしまうと、アップデートやパッケージの追加作業は全部ネット経由で行うため、この6枚のCDは二度と使うことがないのだ。
  • 「ネットインストール」というのは、このCD作成の手間を省いて、いきなりFTPサーバからネットでインストールしまおうというわけである。とはいえ、起動用の「ブート・ディスク」だけは作る必要がある。大きな流れは、以下のとおり。
  • boot_image.iso(約7MB)をダウンロード
  • これをCDに焼く
  • このCDでサーバを起動
  • ネット環境等を設定する
  • 以下、通常のインストールプログラム(anaconda)が起動する

boot_imageのダウンロード

ftp_riken.jpg

インストールの手順

  • 最初は文字ベースのGUIで、マウスは使えないし、英語表示なので注意。
  • 設定項目は、上記のCentOS5をインストールしよう その1を参考にする。
  • IPアドレスは、自分のLAN環境に合わせること。
  • ポイントは、ダウンロードしてくるFTPサイトの設定。
    FTPサイト名に ftp.riken.jp
    CentOS-4 i386ディレクトリを /Linux/centos/5/os/i386
  • anacondaが起動すれば、今までと同じ。GUIで日本語表示になるので戸惑わない。ただし、ここから先はサーバ構築がメインなので、CentOSで自宅サーバ構築を参照する。

エラー発生

  • ファイルのダウンロードが始まってから、何度かエラーが発生して停止した。これはヤバイと思ったが、「再試行」を選んだら、問題なく進んで行った。
  • CDで言えば、読み取りエラーみたいなものだと思うが、ネット上でも発生することはあるわけで、あきらめず再試行して正解だった。
  • インストール完了まで約30分かかったが、まぁ、トータルの所要時間は短縮したと思う。

インストール完了後の作業

  • あとは、いつものとおりだが、項目だけ整理しておくと
    • ユーザ作成
    • yum updateの設定と実行
    • パッケージ管理システム設定、SELinuxの無効化
  • というわけで、この「ネットインストール」には、いたく感動してしまった。

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