Basiliskを動かす のバックアップ(No.1)


oldMac

Basiliskを動かす

まずは環境構成

  • BasiliskⅡは、680x0系CPUのOldMacエミュレータである。
  • MacOSの対応で言えば、7~8.1までで 手持ちの機種ではClassicⅡやPerforma対応なのだが、PerformaのCPUは「Power PC 630」なので、この辺の関係がよくわからないのだが?? まぁ、やってみることに。 (2009/07/20~)
  • BasiliskⅡの関連のサイトは
  1. 「Basilisk II Information」 まずは、基本となる日本語の解説サイト、他のMacエミュレータ情報についても詳しい
  2. 「E-Maculation」 英語版だが、丁寧な解説や豊富なsetup情報に加えて、最新版の本体ダウンロードが可能
  3. The Official Basilisk II Home Page 順序が逆だが、公式サイト。ただ、2001年にサポートが停止しているので注意
  4. BasiliskⅡ JIT版  現在は、ランタイムルーチンの改良を加えた後継のJIT版が主流になっている

基本構成

  • ダウンロードしたBasiliskⅡのフルセットを解凍する。CDドライバやEthernetドライバが入ったものが基本。
    • BasiliskⅡ本体(#3.#4から)
    • JIT版の場合は、SDL 1.2 libraries や GTK+2 Runtime も必要(#4にリンクあり)
    • Mac ROM
    • OSインストールCD等
  • Mac ROMについては、本体からの吸出しツールも添付されている他、インストールCDからの抽出方法なども解説されているが、基本的にMac本体を所有していることが前提条件になっているので注意。(とはいえ、根気よく探せば、あちこちで見つかるかも)
  • 手持ちのMacを吸い出す場合はHDDをイメージ化すればよいが、新規にインストールする場合は、OSのインストールCD等が必要。ただ、MacOSの古い版についてはAppleが一般公開しているので入手可能。漢字Talk7.53>MacOS8.6のアップデート>等が見つかる。

68kMac 2009/7/20

  • まずは、BasiliskⅡ が動くかどうか。結果的に、VM-XPで問題なく動いた  本体各Verごとの詳細については後述
  • 遭遇した問題点を整理しておくと、 ①GUI(設定ソフト)起動で、いきなりエラー「SDL.dll が見つからない」と出る。
    • ネットでsdl.zipを見つけたが、これは古かったようでNG
    • 「SDL-1.2.13-win32.zip」を入れたらOKに(#4でリンクあり)
    • これを、c:\windows\sysytem32 にコピーする。
    • SheepShaverの解説サイトで見つけたものだが、これがXP用だと思われる

②起動はしたが、画面真っ暗

  • CD-ROM用のドライバは問題ないようで、回転するも進まず
  • VM-XPには、素直に、最新の「BasiliskII-1.0-0.3.win32.zip」を入れてOKに

③CDドライブの指定

  • CD用のドライバ(enabler)は、古くても問題なかった。ただ、GUI設定でドライブの指定があっていないとアクセスしない
  • Available CDs を Installed CDs にしておく必要があった!  「MacOS 7.6」CDを使用して、ひとまず300MBのHDD環境を新規作成する

④その他GUIの設定

[Disk create]
・時に、1GBで作成する
[ROM]
・ファイル名は「ROM」(拡張子なし)でも何でもよい
・ただ、読み取りエラーが出たら、パスを確認、再指定すればよい
[Memory]
・たっぷり 200MB を割り当てる

「OS7.6」をインストール

  • あっという間に完了、システム終了後にCDを抜いて再起動 76install.jpg
  • その後は問題なく動く、CDを入れればマウントする。「おばあちゃんとぼくと」をとりあえずコピーしたが、ちゃんと動く。
    granma.jpg
  • Performaの本体HDDからのファイル移動については別途検討が必要!

⑤ROMファイル

  • OS起動だけなら問題ないが、Mac実機からEtehnetでAppleTalkしてファイル転送する必要があったので、対応ROMでないとまずい。
  • Installing Basilisk II のROM情報に、現在流通しているROMの適否がリスト化されている。
  • この中では、QUAD650.romが一番新しく適合性もよさそうだ。

⑥Eternet環境

  • まず、ROMを「Quad650」に入れ替えてGUIを再起動 Basi_eth.jpg
  • 設定は、解説サイトの指示どおりに。DHCP利用なので、12桁のキーも入れる
  • ただ、VMwareの設定でまたハマル、IPアドレスが取得できない。あれこれいじっているうちに解決したが、基本は同じだった。以下にしておけば問題ない。LAN内のIPアドレスが1個こ割当てられる
    ●「ブリッジ」物理ネットワークに直接接続 を選択

⑦ファイル転送

  • Appletalkもあれこれハマったが、Performa側の問題が大きいことがわかった。
  • コンパネ設定は2つ
     「Appltalk」Ethernetを選ぶ、デフォルトはプリンタポート
     「共有設定」コンピュータ名を付与し、開始にする
     (内蔵BATが切れているので、電源起動時は全部クリアされてしまう)
  • 「セレクタ」でお互いのコンピュータ名が見えれば選択可能、
  • 一応ID/PWは設定したので、それを使う
  • ファイル転送は遅い、OldMacが10Mbpsだからエラク時間がかかる
  • Performa側から、BasiliskのMacを選んで、ファイルを送り込んだ方がなぜか安定動作、かつ使用中のファイル(システム等)もコピー可能 Basi_AT.jpg

⑧HFV Explorer について

  • HDDをイメージ化したファイルを操作できるソフト。
  • Ver131を入手、解凍してVM-XPにコピーして起動する
  • 文字化けするので、View-Options で FONT設定する必要がある。「日本語フォント MSゴシック」 を選んでOKし、いったん閉じて再度開く
  • 本体を再起動するのではない!!ので注意。イメージファイルと実ドライブ間のファイルコピー等若干操作しづらい。(explorerの操作法どおりなのだが、あまり使わないので迷ってしまうだけか)

⑨Basilisk本体のVerについて ■2009/7/23追記

  • 収集したファイルは、大きく3種類ある
    1. ◆Basilisk II 1.0-Pre JIT 「R4」 以降
        新しいver R4とR5 がある
        GUI画面構成が大きく変化し、横長画面に、
        動作にGTK+2 Runtimeが必要(これが、Vistaでは動かないらしい
    2. ◆Basilisk II 1.0-Pre JIT 「R3」以前
        1.0-R3、0.9-R3~R1 の4タイプあり
        GUIには、「for WindowsNT ver 0.8 build142」とでる
        b142には対応日本語パッチが使える(0.9-R3で確認した)
        1.0-R3にもパッチは使えるが、本体が動作しなかった NG!!!
    3. ◆build 141
        入手経路不明(昔DLしたものが残っていた)パッチなし
        機能的には、R3以前と同様と思われる
  • VM-XPでの動作確認 build142、0.9-R3、1.0-R5 は OKだった!! すべて動くと思ったが、1.0-R3はNG!(原因不明、設定かも??)
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